真実と事実は

 今日は(我が地域では)お盆最終日。不肖・ロズ子○○才は、無事(?)家に帰り着き、内心今激喜んでいるところである(←真正の家虫。)。
 お盆というのは、子どもの頃の私にとってはとても神秘的な、異界と繋がる行事であったが、現在はちょっと「ルーティン」な節目という感じで、特別な感慨はない。父を始め、ご先祖様方が帰ってきているという実感もあまりない。盂蘭盆会という行事の始まりを想起すれば、これは当然なのだが…
 なんかつまらなくもあるのであった(大大大大大爆発)。
 今年のお盆の収穫は、本をまとめて読むことができたことである。何せ他にどう空き時間を使うこともできず、貼り付け移動不可能で暇だったのだ(爆)。
 お盆に読もうと思った本は何冊かあるが、今年は結局『天上のシンフォニー』(伯宮幸明著、講談社)と「学士会会報」を読むことになった(大大大大大爆発)。これはそのときの「気分」と、「そこにあった」という偶然条件によるものである。
 『天上のシンフォニー』は今日の朝に読了し、「うっわー、やっと読んだ」という感じである。4年も積みっぱよ、家に(反省。)。
 …まあ、読む時期が来た、ともいうのだろう(←注:私にとって。)。それまでは、何回かトライしても、途中で嫌になって読むのをやめていたのだから。
 読み終わったことが感慨深かったので、帰宅してから「プレ・ブック」も取り出す。パラパラとめくってみると、うーーーーーん、(講談社本の内容についてもそうだったが)今年でなければわからなかった発見が2つ(しみじみ)。
 ついでに自分のシリアルナンバーを見る。巻末にスタンプされた数字は1513番、つつましいいい順番ね、自分(←何でも自分を全肯定。)
 「学士会会報」には、旧帝大(爆)の学士の人がいろいろなことを書いているのだが、今回その中で目に止まったのは「マクロビオティック」についての文章と、九大医学部付属病院長の「調身・調息・調心」の部分と、獣人共通疾患である「新型インフルエンザ」を研究している人の文章であった。
 前者二つを読んでの感想は、「やっぱ学会の最先端はスピリチュアル入っているなあ。」(←注:私的解釈。違うかも。)ということであり、最後の一つを読んでの感想は、「何だ、高病原性鳥インフルエンザって言うけれど、人間には豚由来しか感染しないなら(しかも豚由来インフルの新型初期のものの症状は弱いなら)、それをきちんと全世界に知らせてよ、マスコミ。」ということである。
 メディアが真実なり事実なりをストレートに伝えてはいないということは日々感じるところだが、なんだかなあ、とにかく役に立ってないなあ。というのが今回の感想なのであった。
 偶然「学士会会報」でも読まないと、最先端の研究成果や研究者見解を知ることが出来ないなんて(しみじみしみじみしみじみしみじみ)。新聞やニュース頼みじゃ全然ダメじゃん。(←注:ストレートな感想。)
 情報とはかくもいいかげんであり、知りたいことや真実は伝わりにくいのであり、当たらずと言えど遠からず。でも当たらず。ということが幅を利かせているのか。
 と思いながら、石を握って本を読むのであった。
 石世界だって、真実や事実を知るのは結構タイヘンだ(←たぶん。)。きっと自分で現地に行かない限りは、たぶんムリ。
 なんだろうな。と、「研究者インタビュー」を読みつつ思うのであった(しみじみしみじみしみじみしみじみ。)