ラピスラズリ

 葉子さんのHPに載っていたが、今回の山羊座新月から毎月一つの石をテーマに、個々人のワークをシェアする場を作られたらしい。興味津々。他の人の情報が得られるわ。私も参加したい。だが1回目のお題は、ラピス。今の私とは、かなり遠い石である。ううう、ジレンマ。
 私の「始まりの石」は、ロズ子であるだけに、やはりローズクオーツであった。もう十年以上前に、コニー・チャーチ著『愛のローズクオーツ』というタンブル付きの本を書店で発見した時は、本当にドキドキしてコーフンした。これで私の人生が変わる!!!そう思って、ふるえながら購入した。
 思うに、あれから確かに私の人生は変わった。たぶん、良い方に。(メンタル面で。)
 あれはかなりの名著だったと何となく思っているが、その後、同じ作者の『クリスタルパワー−謎の古代エネルギー』も見つけ、大急ぎで購入した。ついていた水晶は、今思えばレムリアンシード。階段状(!)のバーコード満載の、鉄色の石だった。あのころは物知らずでばちあたりだったので、「なんとなく汚れた水晶。」などと思っていたが。
 その後私はほどなくラピスに走る。同じ二見書房の『謎のラピスパワー』という本にはまり、それに付いていた小さいジーンズ色のラピスに飽きたらず、当時はやっていた(?)「ラピスクラブ」という通販カタログを取り寄せて丸玉やピラミッドを購入した。それらは、石のランクとしてはA〜B級の感じであった。
 濃紺に星のようなパイライトが散っているラピスは、当時の私にとってそれはそれは神秘的かつロマンチックな石で、それを思っては一人でコーフンしたものだ。グレードの高いラピス、特別なラピスが欲しい!!!と熱望し、一人でやたらドキドキしていた。思い返せばあのころは、石を思っても、石を買っても、やたらと興奮していたなあ。あのころの情熱に比べると、今はちょっとすれてきた。すれるのはつまらない。今もやっぱり石ですごくドキドキしていたい。
 そんなに大好きなラピスであったが、たくさんの石と触れあうにつけ、私の嗜好もはっきりしてきて、今ではちょっと疎遠だ。私は基本的に、透明〜半透明の、光を通す石が好きなのだ。だからラピスやスギライトには、今ではあまり食指が動かない。これらの石が好きな方、ごめんなさい。超個人的な嗜好なんで、見逃してください。どうしても石を通して向こう側を見たいというか、光がほしいのである。なぜなのかは不明。不透明でも、ロードナイトは大好きだし、ブラッドストーンもねらっているが、この理由も不明。
 そんなわけで、ラピスとのワーク、これには改めてラピスを取り出して向き合うという多少の努力を要するので、ちょっと億劫なのである。でも、ワークシェアの企画には参加したい…。あああ、ジレンマ。