大寒の石

 今日は大寒だぁ!!!気合入れていこう!!!!!と言いたくなるほどに、さっむ〜い!!!さっむ〜い!!!!!さっむ〜〜〜ぅぅぅぅぅぅぃぃぃぃぃいいいいいいいいい!!!!!!
 私のアンチエイジング計画もだいなしのこの寒さ、さすがは大寒。だが、これほど寒くても、雪は降らない。大寒に雪が降らないとは、やはり変。温暖化がかなり進んでいるのであろうか。(って、考える間でもなく、温暖化はすごく進んでいるよね。1年を通してあったかすぎるもん。)わが県の海岸にはついにアカウミガメまでも漂着したと新聞で読んだ。20年前なら絶対に考えられなかったことだ。「ありえなかった漂着物はわれわれにサインを送っている」と、学芸員の方も書いていらしたが、いったいこの先どうなるのか、世界。津波地震も海面上昇も、生態系の大変化も、とにかくひたすらこわいよう…。
 それはともかくとして(マジメに考えるべきことなのだが、逃避する私。)、今日の私のお題は「大寒の石」である。出勤前からずーっと考えていたが、どうもぴったりする石が思い浮かばない。アクアマリン…ちがうな…ブルートパーズ…ちょっとなあ…エンジェライト…いやいや…天青石…大寒にしちゃやわらかいなあ。いかにも「大寒」という感じの、ぱきっとした寒そうな石はないものか。
 どうしても思い浮かばないので、このお題は解決しないかと思われたが、帰りの車の中で思いついた。私にとっての大寒の石、それは、シルバールチル入りクオーツなのではないだろうか。
 おととしの12月、某代官山店のAさんの電話チャネリングを受けて(これは件のバイカル産ピンクトルマリンを購入したときのプレゼント企画であった)、そのとき15分で超めいっぱいいろいろ質問したが、最後に「私に合う石は何ですか?」とお尋ねした。石好きの私には永遠のテーマ、マイ フェイバリット ストーンにたどり着くためのヒントにしようと思ったのである。Aさんは電話の向こうで「う〜ん、石は実際に見ないとわからないからねえ…。」とおっしゃりつつも、「ルチルクオーツが合うようやね。」と教えてくださった。
 その後私はずっとルチルクオーツのことを心にかけているが、新たに購入したいような石はなかなか見つからない。私のルチル購入のハードルは高い(自分内評価だが。)のだ。何でも景気のいいのが好きなので、ぶっとい黄金針の太陽ルチル入りがいい。でもそんなのとはなかなか出会わないし、たまにお見かけしても私にとっては手も足も出ない程度に高い。といっても、中村うさぎに換算すれば、彼女のシャネル1着程度だが。(私とうさぎではお金を使う基準という点で、比べるのもおこがましい感じ。あの人は立派な人です。人生を味わいつくしている。)
 ただ、太陽ルチル入りクオーツは、「大寒」な感じではない(夏至秋分な感じだ)。大寒はやはり銀針ルチルでしょう。静謐なきらめき、手を刺しそうな針。見るとドキドキする、美しくも冷たく神々しいたたずまい。
 私は銀針ルチル入りクオーツは持っていない。雪の女王のように美しく、大寒の空気のように冷たく、凛とした、そんな石との出会いはないものか(願望)。