葉子さんのワーク その⑤「キャサリン石」

 今日は通帳の残高を見てびっくり仰天、その後青ざめた。やばい。やばすぎる…。
 近頃石の買いすぎだとは思っていたのだが、こないだもらったばかりの給料残高がもうターイヘンやばーいことになっている。あああ、ブレーキのきかない愚かな私よ。こうやって自分の内外にストレスの元をいっぱい作っていくのかい。これすべて、石の買いすぎ(ちょこっと本もあるかもしれないが)のせいである。それもこれも、私が見果てぬ夢である「キャサリン石」を追い求めているためなのだ。
 こないだのワークで、葉子さんはおっしゃった。「石でビリビリしたり、ビジョンをみたりすることはありません!」と。「え???そうなの?????」と目が点になりかけた私に向かって(と、私には思えた)、葉子さんはさらに断言なさった。「ええ、ありません!」と。
 これは、比喩だとは思う。しかし、私は思った。なーんだ、そうなのかぁ。ビリビリしたり映像を見たりしないのは感受性が鈍いせいだと思っていたが、感じなくてあたりまえなのかぁ。そりゃあそうだわなあ、感じるのが当たり前なら、石の世界は今よりずっと具体的な世界になっているはずだ。「そんな感じがする」という世界ではなくて。
 葉子さんはさらにおっしゃった。「石が『はぁ〜い、キャサリンよ〜』なんて話しかけてくることはありません」と。そう、私が石に散財するのは、まさにビリビリと、映像と、「はぁ〜い、キャサリンよ〜!」というヒトコトを期待しているからなのだ。
 今まで幾多の石を買ったが、どれ一つとして名乗り出てくるものはなかった。人様の体験談を読めば、コンタクトをとったとか、名乗ったとか光ったとかいう話がてんこ盛りであるから、私にもそういうオンリーワン石とのめぐり会いがあるかもしれないと、毎回期待していた。きっとこれからも期待し続けるであろう。私は、石によって特別な世界を見たい。そういう願望が強くあるのだ。過去や未来のビジョンも見たいし、過去世も見たい。シリウスもプレアデスも、アトランティスもレムリアも、宇宙の果てもあの世の様子も見たいぞ!!!!!
 が、葉子さんのお話を伺って、ほっとしたのも確かである。なーんだ、色が、感じが、わかればいいのね。ビリビリしなくてもいいんだ。映像がうかばなくっても、ぜんぜんOKなのね♪♪♪
 今まで、他の方の体験談などを読んでは、「どうして私には石の声が聞こえないんだろう」と寂しく思っていた。自分の感受性がさっぱりだということも残念だった。でも、そうだよね。フツーは聞こえないよね!!!
 それでも今日もディープローズちゃんの声を聞こうと彼の石と見つめ合う(!)私。もちろん今日も「はぁ〜い、キャサリンよ!!!」と言ってはくれなかったが、これからも私の飽くなき挑戦はまだまだ続く。うふふ、果てしなくがんばるわ〜。キャサリン石を求めて。
 とりあえずどれかの石に「キャサリン」と命名しようかな。手始めに。いい名前だし。