麻酔石 

 きのうの職場のおっさんの発言と態度に悶々として、気分が晴れない私。以前も書いたが、加齢とともに鬱々気分もひきずるようになっていて、10年前とは明らかに重苦しい気分の引きずり方が違う。客観的に聞けばほとんど意味不明のおっさんの抽象的思わせぶり発言に、自分で勝手にマイナスな意味づけをして休日を台無しにするなんて、考えられないほどもったいないぜ!!!!!と頭では思うのだが、残念ながらこの客観的思考に感情はぜ〜んぜんついて来ない。私の気分は、主観的悲観的解釈のほうに、糟糠の妻のごとくひたすら寄り添うのであった。…しつこい。
 そんな私をゆるぎない自信家にしてくれる風林火山石として、今日はカーネリアンとレッドジャスパーというタッグを思いついた。これは強そうだが、少しひとりよがりな感じもする。おっさんとの間には、明らかにけんかをもたらすであろう(それもいいが)。あとでちょっと試してみよう。けんかになるかどうか。
 で、今日はうつうつ気分をごまかすため(なんか後ろ向きだが)に、リチウムクオーツを取り出して握ってみた。この気分で休日を台無しにするのは、本っ当〜にもったいない!!!プラスの感情だけでなく、マイナスの感情もよく味わい、味わい尽くすのがいい、とキリスト教の牧師さんが書いていらして、ほんとにもっともだと思ったが、いざその状況になると、いつまでもヤマアラシを抱きしめ続けている、みたいなことはしんどい。いつかはそれに慣れるとしてもさ。
 取り出したリチウムクオーツは2本。数センチの、ダブルターミネーテッドのものである。おかしなことだが、そのうちの1本には手のひらがすぐ反応し、じんじんして汗ばんだ。しかし、もう一方の石には無反応。なんでや?眠ってるのかね、もう1本のほう???同じ産地の、同じ種類の石でも、やっぱり個性があるんだなあ。
 とにかく2本を手に握り、仰向けに寝てしばらく呼吸法をやる。次に、オーラをなでるイメージで、クオーツを持ったまま両腕を大きく回す。頭頂から金色の光が入り、それが背骨をつたって仙骨までとどくイメージを描く。 さすがはうつ病にもつかう麻酔石。数分間のこのワーク(?)で、私の頭はすっかりメルトダウンして、夢見心地にぼーっとし、ちょっと足元もおぼつかないような気分になったのであった。
 うーん、これって、解決になるのかなあ。ならないだろうな。でも、手のひらに反応したリチウムクオーツは(汗のせいもあろうが)キラキラして、とても美しかった。
 もう1本のあなた。あなたとも仲良くしようね!!!!!

 ☆今日は鬱々気分でNHKの「夢の美術館 ルーブル100選」を見たが、さまざまな宗教画を見ていたら、大変癒された。葉子さんも「アート」と言っておられたが、芸術には人を癒す力があるんだね。宗教とも深いつながりがあるしね。