エクトプラズマ吐き出し隊

 昨日の夜は、ディープローズクオーツを持って布団に入った。だいぶ薄れたとはいえ、いまだに職場のおっさんのカウンターパンチの痛みをずるずるひきずる自分をなぐさめるためである。計画では、ディープローズをハートチャクラに、両手にはリチウムクオーツを持って麻酔三昧するはずであったが、なにせ何事にもバタバタな私であるから、結局ディープローズだけを手に眠ることになった。いつも段取りがわるくてさあ。結局この段取り力のなさで、いろいろとうまくいかないことが出てくるのだが(自業自得ってか)。
 すると明け方、よりにもよって職場のおっさんの顔の夢(あくまでも顔だけ)を立て続けに見て、たいへん気分が悪かった。やはり私の大事な自己愛を粉砕しているのは、彼ら(そして彼らの言動を自分フィルターで解釈しているわたし)であったか。今までこんなに彼らの顔をつぶさに思い浮かべたことはないぞ。なんかすごーく損した気分。う〜ん、私、おっさんたちに負けてるなあ。
 さて、今日の私を邪悪なエクトプラズマで満たしたのは、なんと職場のおっさんだけではなかった。夕刻出かけたスーパーで見ず知らずのおっさんと狭い通路で向かい合い、止まるかか行くか判断に迷っていたら(結局その間止まっていたのだが)、「行くなら行く、止まるなら止まるぅ」とドスのきいた不機嫌な声で言われたのである。
 狭量な私はこれで爆発したね。余命が私より短いであろう(たぶん。)おっさんの世迷言と、聞き流す寛大さがなかった。「お前を待って止まってたんだろう、おっさん!!!!!おたがいさまじゃねえか!!!!!狭い通路を通るのがいやなら、車の中でおとなしくしていやがれ(彼は奥さんのあとをおとなしい羊のごとくついて来ていた)!!!!!2度とこの世に生まれて来んな!!!!!!!」などという大変上品なせりふが頭の中を駆け巡り、最初のヒトコトはスーパー内で口をついて出た。邪悪なる雰囲気を発散させながら怪しい視線で歩く私(かのおっさんにガンを飛ばそうと頑張っていた。そんなことで頑張るな。)は、スーパー内でかなり不穏な雰囲気を醸し出していたであろう。
 醸造つながり、というわけではないが、そのあとすぐさまスーパー内の酒店に飛び込み、(たぶん純米酒の)「鬼ころし」のパックを購入した。おっさんに酒の霧を吹きかけるため、ではない。本日夜、浄化風呂に入るためである。
 昨日、じゅるさんのサイトに遊びに行って、有用な情報をたくさん得た。それでほくほくだったのだが(じゅる様、感謝です!!!)、情報の中に「エクトプラズマをはきだせ!!!」というのがあった。
 これはまさに世のおっさんたちのヒトコトで一喜(はほとんどない)一憂する私の、濁ったエクトプラズマ吐き出し隊にぴったりではないか!!!!!ぜひ明日やろう!!!!!と思って、今日スーパーに行ったら風呂に入れる「純米酒」を買う、と堅〜く心に決めていたのである。
 今日はこの「鬼ころし」と粗塩と、ファントムクリスタルの3点を携えて、風呂に入る予定だ。ファントムはこの場合自分内オプションだが、その幽霊的たたずまい(失礼)が、私のエクトプラズマを連想させる…という理由で連れていくのである。さあ、この3点セットで私はどうなるかな?????
 殺されるのは私の鬼か、おっさんの鬼か。勝負、勝負!!!!!!!
 …と言っても、当然この場合、殺されるのは私の鬼だろうな。(ちょっと残念。)