浄化風呂後、ファントムに噛み付かれるの巻

 入りました、浄化風呂。粗塩と「鬼ころし」とファントム水晶を持って、嬉し恥ずかしのエクトプラズマ吐き出し入浴だ!!!!!というわけで、気合入れて入ったのだが、なんたって驚いたのは、汗がだらだらと出たことである。
 私のモンゴロイド様まぶたから、何かがたら〜りたら〜りと垂れてくる。なんだろう…と思ったら、これは今まで忘れていた、入浴汗ではないか!!!!!夏じゃあるまいし、風呂につかって汗がだらだら出るなんて!!!!!きっとこれは、私の邪悪なエクトプラズマが、粗塩&「鬼ころし」の攻撃を受けて、断末魔の叫びとともに汗となって排出されているに違いない!!!!!
 などとすっかり気をよくして、さわやかに風呂から出た。一緒に入浴したファントムちゃんは、今日の睡眠の友さ。あしたは月曜日だけど、石のおしゃべりで睡眠不足になったとて、別にかまわないんだい!!!今がよければ、それでいいんだ!!!!!などと思いつつ、ファントムを握って布団に入った。
 とりあえず布団の中で、ファントムをハートチャクラに載せる。ハートを深ーく開いてゆくような、心地よいドキドキ感の中、意識があちこちに振り動かされるような気がして、波にもまれる人のごとく暗闇をぶんぶんにたゆたっていた。気持ちよかったなあ。
 そして明け方である。右手の小指の先がものすごく、想像を絶するほど痛い。 
 「あーあ、小指の先に怪我してたのに、手当てもろくにしなかったから、破傷風になっちゃった!!!!!どうしよう〜!!!!!」などとあせりつつ、まぶたの裏には皮がむけてそこからバイキンがはいり、熱を持ってとてつもなく痛む小指がはっきりと見えた。そうしてしばらく悩んだあげく、はっと気がついてみれば、なな、なんと…!!!!!!
 しっかり握った彼のファントムで、己が小指の先を考えられないほど圧迫しているではないか!!!!!!何してるんだ、私!!!!!右手で石を握って右手の小指の先を考えられないほどほど痛めているなんて〜!!!!!(あとで試してみたが、どう握ってもそんな握り方は無理であった。水晶自体にとがったところもなく、つるつるしているし。どうやったんだ、私?????)
 だから圧迫をやめたら、すぐさま痛みは去ったのであった。いったい何時間圧迫していたのか。そしてその結果、小指はリンパがたまったように腫れ、熱を持って痺れている。いまだに、だ。
 この痺れた感じは、どうかすると何年もなおらないんだよなぁ(足の指で経験済み。もちろん水晶を足指で握ってやったわけではない。念のため)。小指だし、ファントムからのメッセージかなあ。「育てる」ことを大事にしなさい、という…。
 などと考えながら職場に行って、はたと思いついた。まさかまさか、水晶が私にかみついたんじゃあ。怨念が入っている石なんじゃあ?????!!!!!
 明け方に石に噛み付かれてうんうん苦しんでいる構図、それはまさにホラー。石が好きなので、念が入ってるなんてことは気にしたこともなかったが、ひょっとすると、ひょっとするぞ!!!!!
 なーんてね。やっぱりひょっとしませんよね。私が勝手に石を強く握っただけでしょう、やはり。ああ、程度(何の?)をわきまえぬ私のバカバカバカバカ!!!!!
 あるいはバレンタインデーにおける石から私への求愛行動かもしれない。「あなたが噛んだ♪♪小指が痛い♪♪♪」なんちゃって。
 それもないわな。やっぱり。
 バカは今日も私でした(ぐっすん)。