アフガン産ディープローズクオーツ

 アホな私の右手の小指は、いまだにじんじんしびれております。完全回復はいったいいつになることでしょう???このファントムちゃんの厳しい愛にめげることなく、昨夜も枕の下に入れて寝ましたの。今度はいったいどうなるのかが、気になって気になって。結局、(またしてもよく眠れなかったけど、)たいしたことにはなりませんでしたわ。おーほほほほほ(おバカ)。
 さて、今日は職場帰りの車の中で、このごろやたら気になるディープローズちゃんを取り出してみた。ハンドルネーム「ロズ子」である私は、葉子さんの「今想」のディープローズクオーツの画像を見てからというもの、ひたすらディープローズに焦がれている。常にいつも求めているので、現在ディープローズとおぼしき濃い色合いのローズは、4個ぐらいは手元にある。ただし、「これよ!!!これこそ求めていたディープローズよ!!!!!そうよこれなのよ!!!!!間違いないわ〜!!!!!!」という納得の一品には、まだ出会っていない。全部大好きな石ではあるのだが、もっと濃いのがありそうな気がするのである(欲張り)。そんなに濃いのがよけりゃ、ルビーでもいいじゃないか、と自分でも思うのだが、あくまでも濃い「ローズ」がいいんだ!!!!!なんでや?やはり自己愛の問題であろうか。
 今回気になるディープローズは、3年前(たぶん)のツーソンレポートで一目ぼれした、アフガニスタン産である。石英の上に、青みの強いディープローズ結晶が、薄く、あくまでもうすーく成長している。この「うすーく」というところが、私にとってのマイナスポイントで、サカタのタネ、いやさ不満のタネである。もっと厚けりゃよかったのにさ。後ろの石英が透けて見えて、濃いのか薄いのか、わからないじゃないか(たぶん薄くはないのだが)!!!!!
 もう一つのマイナスポイントは、あまりにも青みが強いということである。青+ピンクは何色でしょう。そう、紫ですね。アメジストとどこがちがうんじゃい!!!!!どこで線をひくんじゃい!!!!!というのが、現物のこの石を見た時の素直な感想であった。
 またその後、さまざまなサイトで「フローライト(紫)母岩つき結晶」とか、「コバルトカルサイト結晶」などを見るたびに、このディープローズについて、「ほんとは蛍石なんじゃ…?」とか、「実はコバルトカルサイトなんじゃ…?」とか、数限りない疑問を抱いてきた疑り深い私。だってだって、色味も光沢も質感もそっくりなんだもん。
 見るとそんな疑惑が頭をもたげるので、2年間ほど引き出しに入りっぱなしになっていたこの石であるが、先日葉子さんのワークを受けるにあたって思い出して連れて行き、久しぶりに日の目を見ることとなった(めでたしめでたし)。以来、毎日なんとなく持ち歩いている。そして、なぜかこの2、3日気になってしかたがない。
 何が気になるって、光源や光量によってやたら印象が違って見えるその色合いである。あるときは紫、あるときは赤みのつよいピンク、あるときは白っぽい粉をふいたようなピンク…。どれなんだ。どれがほんとの顔なんだ!!!!!と自分をだました女に暴力的に詰め寄ってぶんぶん振り回す男のごとく、ディープローズちゃんに詰め寄りたくなる私。だが、何のことはない、どれもほんとの顔なのであろう。いい女はいろんな顔を持つって言うしさ(言うのか??????それに、ディープローズちゃんは女か??????)。
 持ち主がかようにふらふらゆらゆらしているので、このローズちゃんは私にはまことにそっけない。時空を超えた千夜一夜の美女のごとく、「はーい、ファヌフよ。」とか言って、艶然と微笑みかけてくれるのは、果たしていつの日か。