風呂の3人組(私を入れれば4人)

 春一番の轟音(大げさでなくすごい音だった。聞いてると気分良かったが。)で目覚めた今日は、朝から貧血のように眠かった。家に帰ってから急にギラギラに目覚めた(ツーソンの石のことなどを考えて、一人コーフンしていた。ストーンハイである)ので、やっぱり職場が嫌なんだろうな。目を全部開けるのが億劫で、仏様のような半眼で1日過ごしてしまったぞ。全部開けてもたいした目でもないのにさ。
 そんな私が昨日寝る前に入った風呂は、石3人によるストーン風呂となった。アクアロズ子、ディープローズクオーツ、子持ちレムリアンシードという面々である。私は風呂に石を持って入るのが大好きだが、3人となるとちと荷が重い。
 だって、世話がやけるんだもん。充分にウォーミングアップしてから風呂に入れたり、なでなでしたり、上がり湯としてシャワーを浴びせたり。大き目の石はウォーミングアップにも時間がかかる。クラックが入ったりしたら、やだもんね。だから3人というのは嫌だったのだが、どうしても数を絞れなくて、3つかかえて入ったのである。
 子持ちレムリアンシードは、紙袋から出てきた日曜日からずっと、風呂に入れてねぎらってあげようと思っていた。だって、1ヶ月間紙袋の中ですぜ。文句も言わずに(言ったのかもしれないが)よく耐えたなあ、レムリアン親子。これは風呂で積年の垢を流して、さっぱりさせてあげねば。
 でも今日の気分はアクアロズ子とディープローズだ。2人とも私のチョイスを歓迎しているらしく、いつもよりちょっと色が濃い(ホントか)。私の自己愛を充足させるためにも、このお二方とも入浴しなければ!!!!!
 てなわけで、結局石を3つかかえて入浴した私。予想通り、とっても手間ひまかかり、むちゃ長い入浴時間となりました。でも、シャワーを浴びて風呂から上がった3人はつやつやしてとても美しく、タオルの上でなんちゃってグリッドを形成し、形がバラバラであるにもかかわらず、妙な調和的雰囲気を醸し出していました。いったいどことつながっていたのであろうか。アクアロズ子ちゃんの禿頭がぴっかーんと光っていたのは、秀逸だったねえ。
 そんな自然発生的グリッドをぼーっと眺めていたため、睡眠時間を削ってしまい、さらには春一番の轟音に起こされた私。これで日中半眼にならないわけはあるまいて。 
 ほんと、私って、いつもつねにおバカ。でも、石がきれいだったから、いいわ!!!!!