アメジスト反省記

 今月(といっていいのか)のCrystal*Laboratoryのお題は、ターコイズアメジストである。寺山修司の詩か文章か知らないが、「アメシスト アメシスト アメシストと3回言ってごらん 寂しさが消えるから」みたいなのがあったと思う(詳細不明。寺山ファンの皆様、いいかげんでごめんなさい)。このアメシストについて、私は、「苦手である」と、この日記でも時々発言してきた。
 今日もさっそくクリ・ラボに、アメジストについて全く思いつくままの駄文を垂れ流した(すみません、クリ・ラボ様)。実は、私の持っているアメジストの数は、決して少ないとは言えない。苦手苦手と言いながら、昨年一昨年を通しても、ざっと4つは購入した。
 ボリビア産の棍棒型アメトリンとか、ブランドバーグアメジストとか、磨きの巨大ポイントとか、アメジストエレスチャルとかである。何だ何だお前、ホントにアメジストが苦手なのか、あ?と、突っ込みを入れたくなる方もおありかと思うが、そう、こうなると自分でも「苦手とは言えないよね〜。」と言わざるを得ない(おいおい)。
 苦手なのではなくて、私は、アメジストとの高度なワークがまだできない、というのが正確なところなのだ。自分のレベルがかの石についていけてない、というか。
 もちろん私に本当に「苦手」と感じさせるアメジストもある。数年前に購入した、カザフスタン産のハーキマー型チビアメジスト4個のせクラスター、これは苦手だ。色も薄く、ちっちゃいのだが、これを持ってるとなんともいえない寂しさに襲われる。原因は不明。
 もう一つ、同じころに購入したフラワーアメジストも、同じ理由で苦手。なのでこれらの2つの石は、現在はうちでお蔵入りである。また来るべき未来の、しかるべき時に登場してもらうことにしましょう!!!そのとき色々教えてね!!!というわけで。
 ああ、それなのにそれなのに、すべてのアメジストを敬遠しているかのような文章を書き散らしてしまい、今日はアメジストジオードを贈ってくださった方にご心配をおかけしてしまった。ロズ子のバカバカバカバカ!!!!!!…というわけで、今日はアメジスト反省記である。
 贈っていただいたアメジストジオードは、厚い輪切り状の磨きで、虹があちこちにキラキラしている濃い色の美しいものである。ゲート、ということだが、できるだけ早いうちに私もこのゲートをくぐってみたいと思っている。そしてこの石は、私にとっては海の洞窟を想起させる。「神秘への入り口」ってとこかな。
 今、この石は私の胸の前(つまりパソコンの前ね)に置いてあるが、これによってハートが開かれるような、なんとも言えないドキドキを感じている。アメジストといえば第6、7チャクラ対応の石だと思うが、そこに限定されるものではなく、ハートを開く働きをすることもあるだろう。きっと。
 今日はたまたまNHKで、クリスマス島の赤ガニの番組を見た。赤ガニたちは森の中で巣作りをめぐってけんかしていたので、「ああ、カニだってエゴでけんかするわけだから(これは本能だ)、私だって当然エゴでけんかするわな。」などという、わけのわからない納得の仕方をしつつ映像を見ていた。
 その後カニさんは巣の中でカップリング。で、満潮の日の夜中に雌ガニは一斉に海岸へ移動して、タマゴを海へ向かって放った。両方のはさみを高〜く振り上げて、身体を海に向かって揺すっている様子は、何かの神聖な儀式のようでもあったし、大自然に向かって「私はここにいるのよ〜。」と宣言しているようでもあった。
 アメジストのジオードを贈ってくださったaveさんのメールの中に、「自然を取り入れ、そのリズムに乗って生きていく」という一文があったが、このカニのような生き方(というか、人間以外のすべての生物の生き方)は、まさにそういう生き方だろう。それが一番「自然」で、宇宙のリズムと同調していることになる。
 もちろん、自然のリズムに乗って生きている「人」も、たくさんおられるだろう(割合としては少ないかもしれないが)。私もできるだけそういう生き方をしたい。…そういうことを考えさせられた一日であった。
 で、今日はついにaveさんのジオードをなでながら眠る計画である。
 アメジストの神秘の声に、耳を澄ませてみようと思って。