海の石

 今日は1日だらだらと過ごし、それなのにやたらと腹をたててキーキー言った、よくわからない不毛な一日であった(もちろん、そういう1日にしたのは、だれあろうこの私。♪だーれのせいでもありゃしない〜♪♪)。そしてなりゆきで、1日のしめくくりに、海に行った。
 今日の日本海はおだやかで、寄せて返す漣も透明で美しかった。波打ち際にはちーっちゃい桜貝(ローズクオーツ色)やらヒオウギ貝(オレンジカルサイト色)やらが、控えめに落ちていて、彩を添えている。これで波間からサメとかアザラシとかがヒレやら顔やらを出すとおもしろいのだが。(こわくもあるけど。でも、海の醍醐味って、それだよね【どれだ??!!!】)。
 パワーストーンに走り始めた(約)10年前、私は今よりもさらにロマンチストであった(もうほとんど夢見る乙女よ。顔とは合ってなかったけどさあ。)。海は大好きで、海や海王星を想起させるアクアマリンにあこがれていた。10年前は、私にとってアクアマリンを手にいれるのはなかなか大変で(売ってるところを知らない金がないルートがない)、ほんと恋焦がれる憧れの石だった。
 それでもどうにかこうにか色の薄い六画柱状結晶を手に入れて、海に持っていったりした。特に、月が空に浮かんだ浜辺でアクアマリンを海と空にかざせば、それはそれは神秘的な気分になったものだ。(ほんとにロマンチストだねえ。)
 近頃ではアクアマリンもすっかり人口に膾炙して、アクアマリンでスカルもできるという、考えてみればすごいご時世である!!!!!!アクアマリンのスカル、アクアロズ子ちゃんは、小ぶりであるとはいっても5×6×4cmはあろうかというしろもの。それを、この私が持っているとは!!!!!アクアマリンでドクロ(失礼。)とは!!!!!時の流れって、変化って、おそろしいねえ。
 そんなわけで、アクアマリン結晶も私の原点の石である。この石には「流す」「清める」「冷やす」などの作用があると、KCさんの説明ではよく目にするが、海や海王星とのつながりもあるのではないかと「アクアマリン」という名前から想像している。でも、海王星のパワーって、どんなんや?????ホルストの「惑星」では、海王星は「神秘の神」だったかな??????(うろ覚え。)…あれもなんだかはっきりしない曲だったなあ。
 もっとも、はっきりしてたら「神秘」とは言わないだろうが。
 海も海王星もアクアマリンのパワーも、私にとっては茫洋としてそこにある(海王星はそこにはないが。)つかみがたい何者かである。
 なので、海に行くとちょっと寂しい気持ちになる(なら行くな。でも、好きなんだよね。)。海と自分ととっても分離しているように思ってさ(一体化したらしたで、それは大変に大変だとも思うが。)。