サガンとローズエレスチャル

 小人閑居して不善を成す。
 てなわけで、連休初日の今日、私は「不善」とまではいかないが大変非生産的な1日を過ごした。ヒトコトで言えば、寝てばっかりいたのだが、寝ていても腰が痛いのはおかしなものだ。もーう、この一週間はほんとに人間関係で疲弊したので、そのストレス疲れだな!!!!!しかも、解決してなくて、連休明けに持ち越し、とは。ううう、悲しい。気が休まらん。…忘れよう…休みの間は…。
 さて、小人・ロズ子は、今日は外のすごい風の音を聞きながらひたすら眠り、起きればおもむろにパソコンを開いて石ショップのチェックをした。そーしーてー、またまた買ってしまったのである!!!!!(懺悔。)ローズクオーツエレスチャルを!!!!!!
 ローズクオーツエレスチャルと言っても、ローズがエレスチャル化したものではなくて、ローズの上にスモーキーエルが生えている、という印象のものだ。どうしてローズとスモーキーは共生するのでしょうかっっ?????私にはわからない。ただ、今日ついこの石を購入してしまったことに、私の心理状態が出ているように思う。
 エルは「浄化と覚醒」、ローズは「愛」と単純に連想すれば、私はいま、自分自身の浄化と覚醒、ワンアップシフトを望んでいる。しかし、そのためのシゴキに耐えるのも辛いので、「おー、よしよし。大丈夫よ。包み込んであ・げ・る。」とか言ってもらいたいのだろう、ローズクオーツちゃんに。なんて単純なやっちゃ、私。
 そんな「睡眠と購入」という怠惰な1日のしめくくりは、NHKのフランソワーズ・サガンについての番組であった。
 私はサガンには1ミリの興味もなく、「『悲しみよこんにちは』のみの一発屋、わがままで破天荒で扱いづらいひどいおばさん」という認識しか持っていなかった(この認識こそがひどいね。自分で書いててびっくりしたわ。)。今日の番組だって、見たくて見たわけではない。たまたまTVがついていたのである(怠惰)。
 瀬戸内寂聴サガンの足跡をたどっていたが、初めは見るともなしに見ていたこの番組に、私はだんだん引き込まれていった。
 サガンの小説のテーマは「愛」と「孤独」、この二つだけだという。なんか、私の石のテーマと同じね(爆)。そして、サガンは「自分の人生の脚本は自分が書かなければがまんできなかった」という。結果、孤独を何とかするために薬と酒、他者に受け入れられない行動に走ったようだ、番組を見た限りでは。
 サガンは自分のエゴに忠実に生きたのだろうから、クリスタルピープルの生き方とは正反対な感じもする。でも、二者の生き方は結局表裏一体、目指した先は同じではないのか…というのが、私の正直な感想だ。
 対談した時の印象を、「サガンは、予想に反して人をあたたかく包み込むような雰囲気だった」と、寂聴は語っていた。画面を見ても、確かにそんな感じの人だった。その人の前に行くと、「わかってもらえる」と安心して、思わず泣いてしまうような、そんな雰囲気の人。
 私は素直なボケボケ人なので、物事を深く考えたり、本質を見通すということはあまりない。ある意味幸せね(脳天気とも言う)。対するサガンは、「あまりに深く、あまりに多くを見通す」人の一人だったのではないだろうか。それゆえの孤独と苦しみを、鋭敏な感受性でたくさん受け取ってしまったのではないか。
 他者から見ればはちゃめちゃな人生を送ったサガン。だが、その魂は今、「いと高きところ」にあるような気がしてならない。
 きっと、生まれてから死ぬまで、自分の魂を磨いたんだろうな。私が石の助けを借りてぜひやりたいと思っているのはそういうことなのだが、その道は果てしなく遠い。
 何せ、今まで私の前世を見てくださった(石関係の)人たちは、口をそろえて言うんだ…。「転生をあまりしていない、まだ若い、未熟な魂」って!!!!!!!!(爆)