ローズエルによる夢

 昨日の夜、注文していたローズクオーツエレスチャルが届いた。ピンクのローズクオーツの上に、スモーキークオーツ(?)のチビ結晶が載っている、愛らしいものだ。ミニバラみたいな雰囲気。よしよし、よく来たね。
 私の場合、手元に来た石とはすぐさまコミュニケーションをとらないと、「遠い石」になってしまう場合がある(経験)。何事もタイミングが大事よ。なので、昨夜はこのローズエルを握って布団に入った(またかい)。
 布団には先客のディープローズとロードナイト玉。これらが枕のところでスクエアを描いている(ローズエルは2個購入した)と、「グリッド」みたいな様相を呈してくる。というか、どう見てもミニグリッドでしょう、これは!!!!!
 こんなのを頭のところに置いておいては、寝不足疑いなしなので、しまって眠ることができるように、枕元に箱とか梱包材とかを用意しておいた。しかし、「睡眠大好き」ロズ子は、石をしまうことなくついうっかり眠りに落ちてしまったのである(いつものことだが)。手には購入したばかりのローズエルを握って…。
 そんな明け方。家族の一人が遠くへいってしまうという、たまらなく悲しい夢を見た(注:死ぬわけではない。ただ、事情で「遠くへ行く」だけ。)。もう悲しくて悲しくて、どうにかなりそうであった。ハートには風穴が空いて、風がビュービュー吹いている。夢だと気づいたあとも、長いことこの気持ちは続いた。そして、夢で本当に良かったと思った。
 この夢で、私がどんなに家族に依存しているか改めてわかった。家族が去ることに大変な不安を覚え、包み込んでくれるものがなくなってしまう!!!!!と大泣きし、気が変になってしまいそうな程度には、私は家族に依存していたんだ!!!!!
 この夢を見せてくれた(たぶん)ローズエルを、「不吉な石」と考えるのか、それとも「家族に依存している私に気づかせてくれた石」と考えるのか。やはり、後者であろう。
 普段、「仕事が」「失敗が」「人間関係が」と騒いでは、泣いたり悔しがったり怒ったりしている私であるが、今日の夢にくらべればそんなことはたいしたことではない。まさに「お安い御用」である。それどころか、むしろ、気紛らわしになっていいくらいだ。
 このことに気づかせてくれたローズエルだが、しかしハートには風穴だし、今後握って眠っていいかどうかはちょっと考えるところである。私のことだから、また握って眠ってしまうだろうが…。
 連日、列車事故の原因やら被害者の方の状況やらが報道されているが、家族を突然失われた方々の心を、もう一度思った。
 やはりハートに風穴、もう何をしていても、眠っているときも、激しい喪失感で苦しんでおられるのであろうな…。人生において、こんなに厳しい状況って、めったにあるものではない!!!