旅行の友石

 昨日から今日にかけて、家人の実家へ行っていた。田舎からさらなる田舎へ。私はこの実家が苦手というか嫌いというかすっごーく苦手でしょうがない。んもう、もんのすごい封建的で、「ここは現代日本でしょうか、それとも戦時中の日本でしょうか???(大げさ)」みたいな雰囲気なのだ。
 当然、民主主義の申し子、自由人・ロズ子にとっては超強烈に居心地が悪いので(それでもおつとめとして時々は行かねばならぬ。人生、思うようにはならないね。ぜひ、行かずにすませたいものだ!!!!!)、ここに行く時の「お供石」のチョイスにはいつも頭を悩ませる。どうせ自分がネガティブになることはわかっている。それをなぐさめてくれる石。かといって、ネガティブ・私に異郷で触れ合うのは、石も嫌であろうから、あまりセンシティブな石(そんなんあるのか???)は持っていきたくない。
 それやこれやを鑑みての今回のチョイスは、
 ①プログラミングサファイア、②ディープローズクオーツ、③アルプス水晶
であった。
 ①と②についてはおなじみ。昨日の夜は、結局ディープローズを胸に載せて眠った。まどろみつつもネガティブとイライラの塊だったので、ディープローズちゃんも「こんなんイヤよ…。」と、さぞや迷惑しながら付き合ってくれたことであろう。すまぬ、ローズちゃん…。
 そして今回の特別チョイスは、③のアルプス水晶であった。
 あまりにも透明で、あまりにもキラキラ。上質な氷の塊のような石なので、普段はあまり触れ合わない。氷みたいでつまんないのである(すいません)。
 だが、今回はこの「ウィンドウ」を持って行きたくなった。出発前からすでにどーろどろの自分を、この氷のようなアルプス水晶で浄化したかったためであろう。大きさも小さくて、持ち運びに最適だし。
 この石を昨夜、眠る前にながめた。透明で、光輝が強く、キラキラとしてとても美しい。これが氷なら、すごくおいしいね、きっと!!!!!アルプスの天然水でできた氷みたいだぞ!!!!!
 「私もつまんないことでどろどろしてないで、この水晶のように透明になりたい!!!」と切に願った、静かな田舎の夜である。
 そして一夜明け、家に帰り着いた今日。つまんないことにもチョー腹をたてる、何となくホルモンに支配されてるっぽい私がいる(今現在)。
 ああ、「アルプスのおばさん」への道は、限りなく遠い!!!!!(爆)