灌仏会の石

 ♪や〜ま〜と〜 しまね〜に〜 咲きいぃで〜し〜 はぁな〜の〜さまざ〜ま 摘みそぉえ〜て〜♪♪ いぃま〜し〜装え〜る 花御堂〜 立ぁた〜す 仏〜の 尊さ〜よ〜♪♪
 上記の歌は「花まつりの歌」である。今日は5月8日、「母の日」であるが(お母さん、いつもありがとうございます。)、たまたま近所のお寺で「花まつり」をやるというので見に行った。 
 「花まつり」、名前こそは知っていたが、参加(?)するのは初めてである。「『天上天下唯我独尊』のお釈迦さまの像に、甘茶をかけることができるかも。」「うまくいくと『甘茶』を飲めるかも(私は『甘茶』を飲んだことがなかった。)。」などという、大変よこしまな気持ちで、うきうきと出かけた。
 果たせるかな、行ってみると、本堂の前に小さい「花御堂」があり(屋根が生花で飾り付けてあり、大変美しかった)、その中に甘茶の海の中央に立つ生まれたての釈尊様が!!!もうコーフンして甘茶をそそぎまくり、「お誕生日おめでとう、おめでとう!!!!!」などと言ったりして、もう怪しい人100%の私。甘茶も頂き(私にとっては「甜茶」のような味であったが、同じものなのであろうか…)、お釈迦様の細密塗り絵も頂き、もうウッキウキだった。宗教ミーハーな私である。(神道キリスト教イスラム教も仏教もその他原始信仰も、みーんな好きです!!!!!どうせ到達点は同じなんだろうし【推測】。)
 家に帰って改めて「花まつり」をネット検索してみると、これまでの私の認識がちょっと間違っていたこともわかった。明治時代に始まった先祖供養の習慣が「花まつり」と名づけられ、灌仏会と一緒になったのだとか。
 そしてさらに、灌仏会が私にとっては未知の行事「ウエサク祭」と密接な関係にあるらしいということも何となくわかった。へぇ、意外…!!!
 ウエサク祭は5月の満月の日だそうだが、今日が新月だから、あと14日ほど先なのか。ど田舎に住む私は、ウエサク祭関係のイベントには絶対参加できないが、でも今月の満月の日には、心静かに思いを馳せて、「一人参加」しようっと。
 さて、それで今日考えたのが、「灌仏会にふさわしい石」である。何か花まつりの気分にぴったりくるような、釈尊誕生→マーヤー夫人→ルンビニー園→甘露の雨、みたいな雰囲気の石はないかな?????
 釈尊と言えばインドである。インド産の石は、私はあまり持っていない。思い浮かぶのは、スターローズクオーツカボション(これは「インドで購入」という説明書きがあったもが、山地は不明。)やインド産エレスチャル(タビーとスーパーセブン)、それにインドの魔術のように出てくるというカバンシ石、グリーンアポフィライト、などである。
 今思うとグリーンアポフィライトなど、灌仏会にぴったりな気がするが、最初は思い浮かばなかった。また、残念なことにあれは少しもろい。変質が怖くて、甘茶なんかかけられないね。
 ピタリ賞とは言えないかもしれないが、私が「これは花まつりっぽいかも。」と思った石、それは、インド産・アズキ色のスタールビーカボションであった。 
 このスタールビーカボションは、昨年KCさんから購入したものである。割合大きい。
 これを持ってると毎日パワフルに行動できるということだったので、それに惹かれて購入した。私は怠惰で効率の悪い女。日常生活や仕事をこなすのに、エナジーと「やる気」と集中力がほしかったのである(切実。今でも切に欲しいぞ。って、自分でまず日ごろの心がけを変えないとね!!!!!)。
 しかし、この石はスターガーネットと同様、ちょっと重い。パワフルとかグラウンディングとか、第1第2チャクラの石とかいうのは、やはりある意味「重い」のかも知れない。
 でも今日、「灌仏会の石は、私の手持ちの中では、あのスタールビー!!!」と、ピーンと来たのである。アズキ色に浮かぶ6条のスター。なんか釈尊的だと思いませんか(って、誰に向かって言っている!!!!!…思いませんよねぇ…(弱気)。