熱と石

 いやー、昨日はまいりました。一晩中、38度3分から39.0度までをふらふらといったり来たりする私の体温。宵の口から朝までずっと、「死ぬ前の平清盛」状態の私であった(あああ、えらかった。)。
 「そうだ、こんなときこそ石よ!!!!!」と思い、最初はトライゴーニックを握ったのだが、これがすぐに熱ーくなってしまって、つかいものにならない(失礼)。あきらめて水晶クラスターの上で休んでもらい、次にスギライトを取り出す。
 なんたって、これは「最強のヒーリングストーン(どっかのサイトのうたい文句。もちろん購入したところのうたい文句ではありません。)」だ!!!!!今日みたいな日に使わないで、あといつ使うというのだっっ!!!!!!と、スギ(良太郎)ライトさまを握り締める私。…しかし、しかしである。いくら大きめとはいえ、手に持てるサイズの石だ。39度の比較的大きい女は重荷だったと見えて、こちらもすぐに沸騰するほど(大げさ。)温まってしまった。
 そこですぐさまスギライトにも「やる気まんまんクラスター」の上でクールダウンしていただくことに。ううう、スギライトちゃんよ、すまぬ。やっぱり、熱を下げようと思ったら、中国「竹夫人」並の大きなスギライトじゃないと、ちょっと無理だよなあ…。
 抱き枕並のスギライトを抱きしめて眠る自分を夢想しつつ、夜中に何度も起きてはトイレに通い、水を飲んだ。そのたびごとに熱を計るが、どうしても38度3分以上39度以下をさまよう私の体温。半覚醒状態で考えることは、石のことばかり(強欲)。あああ、疲れた…。とにかく、消耗した…。
 明けて今朝。37度7分にクールダウン(て、たいしたことないが)した私と、依然として38度8分あたりをさまよう家人。今日は二人とも日常を休んで、医者へ行くことにした。
 医者に行けば、この間の「血便」(ううう、尾篭な話でごめんなさい)についても相談できるので、ちょっと嬉しかった。天はかようにしてロズ子を医者へ行かさしめたか(思い込み)。ありがたやありがたや。
 ○痢症状のない家人は「夏風邪」の診断(超フツー。)を頂いたが、血便女の私は医師から「便の検査」を命じられた。大腸○ンの疑い、ではなくて、O157(!)の疑いである(!!!!!)。
 血の混じった○痢、という症状の人の中にはO157の患者が少なからずいるそうで(!!)、「念のための検査」ということであった。培地の入った短い試験管状のフタ付き容器を手渡され、おもしろいような、がっかりしたような。
 無事サンプルも提出し、結果は3〜4日後に出るのだそうである。請う、ご期待!!!!!(嫌だよね、こんなことに「請う、ご期待!!!」とか言われても。)
 それにしても振り返ってみるに、きのうはDoDo水晶を握って眠ればよかった、と思った私であった。あれなら大きいし、冷たいし、極地の寒ーいところの水晶だし、熱に対抗するにはもってこいだったのではあるまいか。
 そして今。解熱剤のおかげで熱は37度2分まで下がったが、家人の体温は相変わらず39度である。そして、熱が引きつつある変わりにのどが大変に痛ーくなってきた私。
 やはり、のどに強力夏風邪ウイルスが巣食って炎症をおこし、熱を上げているような気がする。バカは風邪をひかないはずなのに、誰よりも早く夏風邪をひいてしまった、石バカ(他の面でもいろいろバカ)・ロズ子である(爆)。