ヘルメティック・サークル

 台風14号様は、明け方にちょっとだけ吹き荒れ(たぶん。寝ていたので、よくわからなかった。)、日本海へと去ってゆきました。雨も風も、我が地域ではたいしたことにならなかった。今回の台風で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。早く通常の生活にもどれますよう、お祈りしています。
 ただ、もう次の台風が発生しているということで、「えー、さっき立ち去ったばかりなのにぃ。また来る気かい???ちょっと(実はすごく)がっかり。」と、うんざりしているところである。あああああ、まあ、秋は台風の季節ではあるけど、たいがいにしてもらいたいものだ(願望)。
 さて、台風が通り過ぎるとともに、我が家の家人1名が高熱を出してうなされた。うちもたいがい病人の頻出する家である(がっくり)。今回の発熱の原因は、今ひとつはっきりしない。医師は「風邪でしょう。」と言っていたが、どうもそんな感じでもないような(プロを疑う私)。
 現在、家人はこんこんと眠っており、私はというと、ピンクのアンダラクリスタルを想起しながら、ミゲール・セラノの『ヘルメティック・サークル』を読んでいるところである。
 この本については、先日、CEDARさんのBBSで知った。カイラス山のことが出ているというので、速攻で買い求め、現在牛歩で読解中である。薄めの本で、言葉は難解ではないが、どっこい、内容が理解できない部分が多々ある。ここに書くのも残念なのだが、私という人間の浅薄さが、内容理解を著しく妨げるのである(ちぇっ。)
 だからっていきなり私という人間の脳に厚みと深みが出ようはずもない。しようがないから、今の「浅薄なロズ子」なりの読み取りをするのさ。おーっほっほっほっほっほっほっほっほ(ヤケクソ)。
 わかるわからないは置いといて、この本は非常にいい雰囲気を持った本である。今日は、心に残った部分を書き抜いてみよう。
 「私はアルトゥール・ケストラーのインドと日本に関する『蓮とロボット』という新しい本について言及した。『彼はこの本で鈴木大拙を激しく攻撃しています。』
 『大拙はそのことをほとんど気にもとめていない、と確信ができるのではないでしょうか』とヘッセは答えた。『大拙は気にさわる(タッチ)ことなどないのです。』」(ミゲール・セラノ著、小川捷之・永野藤夫訳、『ヘルメティック・サークル』P54、みすず書房、1985年)
 実は私はこの部分までまだ読み進めていない。今日、偶然このページを開き、その後この部分が目に留まったのである。
 「おおお、さすがは鈴木大拙!!!!!(失礼な表現だが、大拙は「気にもとめない」であろう。)私もこうありたいね!!!!!」と思ったものだ。そう、今日も私は職場にて、何にでもかんにでも、特に悪意があるわけではない相手・言動についてまで、いちいち丁寧に腹を立て、いやな気分になっていたのである!!!!!
 これは結局、「自分で自分をスポイルする」ことであって、ついでに周りの人の気分も害するわけだから、なーんもいいことありゃしない!!!!!でも私は小者なので、どうしても感情面で勝手に過剰反応してしまう。もしかして、刺激でもなかったかもしれないのに、自分で勝手に「刺激」と判断して、自分内レスポンスするこのばからしさ!!!!!
 要するに、「鈴木大拙みたいになりたい!!!!!」と思ったので、この部分が印象に残ったという。(注:この部分は多分、この本の中では重要ではないと思います。)
 で、そんな私の脳裏には、「我が天上の師」のごとく、クンツァイトみたいな色合いで輝くピンクアンダラクリスタルのイメージが明滅したのであった(何でや?????)。
 カイラス山関連で興味を持った本なのだから、カイラス山水晶を胸にのっけて読むのがよいのだろうが、なぜか今日はあまりそういう気持ちにならない(これまた、何でや??????気分??????)。
 でも、せっかくだから、これからやってみようっと!!!!!私の人生にまた新しい局面が現れるかもしれないしさ!!!!!(大げさ。)