十三夜の石

 ♪♪おー月さーんー いーくーつー? 十三 七つー♪♪♪
 今日は十三夜だった。日中は雨降りだったので、「こりゃ今夜のお月様はとてもおがめそうにないなー。」と思っていたが、夕方から天候は回復し、無事お月様をながめることができた。
 雲は出ていたが、月を避けるようにV字型に流れていき(驚)、私は団子とススキを手に、まったりとお月様と向かい合った。うーん、やっぱりお月様には、何かしらパワーがあるねえ。あそこから確かに何か(きっと、プラーナ)が出ているぞ!!!!!(妄想。)昨日五木寛之の『気の発見』という本を斜め読みしたから、ますますそう思う。(しみじみ。)
 団子を作ったり、晩御飯を作ったり(注:料理大嫌い。食べるのは大好き。)しながらぼんやりと月のことを思い浮かべていたが、キャベツの葉を剥ぎながらこう考えた。「キャベツって、月の野菜っぽいかも。」と。(根拠無し。)
 だいたい、キャベツ畑には月がよく似合いそうだ(想像)。あの丸いキャベツの形だって、薄い緑色だって、キャベツにはつきもののイモムシだって、なんだか月っぽいぞ!!!(妄想。)だいたい名前が「キャベツ」とは!!!いかにも月の世界の植物、という感じだ(どーしてー??????)。
 包丁を入れると、キャベツから甘い香りが立ちのぼった。がまんできずに生葉をいくらか口に放り込む。かめば、ほのかに甘く、うーん、おいしい!!!「キャべジン」も抽出できる(爆)、すぐれものの野菜なんだ、これは!!!
 そんなことをしているうちに、「ディープローズクオーツと月見をする」という企画を思いついたので、家人の目を盗んでディープローズを持ち、ベランダに出た。外に漏れる部屋の明かりでもスターを出す、結構な(あるいは律儀な)ディープローズちゃんだ。おりしも厚い黒雲の隙間から、輝く顔を出す月。二者のご対面は5分程度であったが、煌々と美しく輝く月に、スターで応えるディープローズ、それに秋の虫の声も加わって、大変風流&静かにパワフルであった。
 考えてみれば、ローズちゃんをもっと長時間ベランダに出しておいて、「月光浴」させればよかったな〜。そうすればよいパワーチャージになったろうし、なんと言ってもここで見える月は、マダガスカルの月と同じその月。ディープローズちゃんも、もうちょっと月を眺め、遠い故郷に思いを馳せたかったかもしれない。
 それにしても、マダガスカル産の石が現在うちにあるという不思議。めぐりめぐってではあるのだが、世界のあちこちで産出された石が、「今、ここ」にあるということは、私が普段思っているのより何百倍も不思議で、神秘的なことなのかもしれない(しみじみ)。