立春のスーパーセブン(か、6)

 節分から立春にかけて、親類の家にお泊まりしていた。気ままに過ごしたが、この間の仕事の大失敗も気持ちの上で大変尾をひいていて、今ひとつおもしろくない(お前が悪いだろう。…それがまた嫌だったりして。)。
 お泊まりの準備をしているとき、「どの石を持っていこうか…。」ということは常に頭にあった。
 こんなときは、クンツァイトさまのやさしいピンク光線では、クンツァイトさまに気の毒な感じだ。きっとクンツァイトさまは、ネガティブがお嫌いであろう(想像。)。
 そこでやはり、強そうな石・スーパーセブンを持っていくことにした。このスーパーセブンは、まず第一に大きい。大きいということは、「ネガティブ、いくらでも吸い取りまっせ〜♪♪♪」みたいなキャパシティがありそうな気がする(あくまでも推測)。
 次に、このスーパーセブンは強そうだ。ごつい外見。色黒。「美」なんかなんでぃ、という感じにランダムに入り込んださまざまなインクルージョン。例えれば、吹き荒れる木枯らしに大きく舞い上がるゴミ(失礼。)や枯れ葉のようだ。豆まきの豆みたいでもあるぞ(爆)。
 このようなたたずまいのスーパーセブンちゃんであるから、私のくよくよなんかを耳にしようものなら(たぶん聞いてはくれないでしょうが)、「失敗?????がーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!!!!鬼はー外っ!!!!!!!!!!!!」てなもので、笑い飛ばすどころか、その存在すらも認めてくれないかもしれない(妄想)。
 このような逃避120%の気持ちで、立春の夜はスーパーセブンを握って眠った。当然、その存在が気になって、よく眠れない。親類の家で、スーパーセブンを手に、ドタンバタンと寝返りをうちまくる私!!!!!!!うるさかったでしょうなあ…(すみません)。
 このスーパーセブンは、アメジストが入っているかどうか定かではなく(というか、入ってなさそうに見える)、その意味で「『スーパー6』かも。」と思ったりするのだが、私と寝返りをうちまくった挙句に親類宅で午前中の光に照らし出されたスーパーセブンは、その時はまさに表面紫色に見えて、私をして「おお!!!!!」と思わしめたのであった。
 あああ、何だかよくわからないが、たぶん豆をまいてくれて、とってもありがとうよ、スーパーセブンちゃん!!!!!(お礼。)