石にも、萌え〜〜〜!!!!!

 「ブロードキャスター」を見ていたら、「萌え」についての特集をやっていた。
 「メイド喫茶」なんかを見るにつけ(←注:もちろんテレビで。)、「何が楽しいのかな〜?????」「やっぱり、メイドがかわいいのかな〜?????」「でもあたしも行って見たいかも。」などと常日頃から思っていた私。フィギュアには興味あるし、オタクの生態文化にも興味あるし、結局のところ、私自身も多分に「オタク」の要素を持っているのだろうと思っていた。
 「ブロードキャスター」の画面では、次々と(私にとっての)名言・珍言が展開される。曰く、「『萌え』ビジネスは可能性の宝庫です。」「『萌え』は、難しい社会と人間関係の中で生きる現代人が割合簡単に希望を満たせる、現代人に普遍的なコンセプトだ。」等々。
 一番「名言だわ。」と思ったのは、生身の恋愛関係を既に諦めている(というか、最初からそのわずらわしさを思って参戦を放棄している)人についての形容だ。「われわれはそれを解脱と呼んでます」だって!!!!!
 解脱!!!!!(←すごい!!!!!)恋愛から解脱する人が増えているということは、生物学的な「ヒト」からは遠のいた人が多くなりつつあることを意味しているのでは(推測)。ついに、「わがまま遺伝子」のコントロールを振り切って、遺伝子の乗り物自身が独立して充足感を求める、というところまで進化したのか…(感慨)。
 それを「進化」と呼んでいいかは、よくわからないが。(←いいかげん。)
 さて、振り返って私である。「人間関係や社会に難しさ・わずらわしさを覚え」「欲求を簡単に充足できるもの(ペットとか、こすれあう人間関係を伴わない「お客さん」でいられる世界とか)を求めているという点では、私も「萌え」の人と全く同じである。フィギュアこそ積極的に集めてはいないが、「石」…これこそが私にとっての「萌え」の対象なのではあるまいか!!!!!(いや〜〜〜ん!!!!!)
 もはや「自分だけの石」を見つけることは半ば諦め(諦めてませんが)、「オールマイティな石(どんなんだ、それは?????)」になかなかめぐり合えないのなら、数で勝負よ!!!!!」とばかりに、引きの強い石を(財政にあまり留意せず)買い集める私。うーーーーーむ、メイド喫茶に癒しとくつろぎを求める人と、ちょっとは違うところもあるけど、同じ部分もあるような気が…。
 石は、自然界のミニチュアだ(小さいものは)。それを見て、「地球」とか「自然」とか「宇宙」とかを想像し、壮大なロマンに浸る私は、やはりバーチャル世界を見て「萌え〜!!!!!!!!!」と理想社会のロマンに浸っている人と、全然変らないような気がする。
 興味の対象へのベクトルが違ってる、というところだけが違いであろうか(滝汗。)。
 そんなことに今更気づくな。(爆)