中秋の恩寵

 けっこうな雨降りの今日は、中秋の名月であった。
 センシティブでもなんでもない(どころか激鈍感な)私は、満月だからとて特別なエネルギーを感じたりはしない。しかし、中秋の名月は大好きだ!!!!!近年は必ず月見だんごをつくり、お月様にお供えしつつ愛でることにしている。
 で、今年も1週間前に「団子の粉」を購入し、楽しみにしていたのだが、何の因果か朝から大降りで、今夜のお月様は到底おがめそうにもない感じであった。雨模様の空をうらめしく見上げながら、「あああー、夜までに晴れないかなーーー!!!!!!!!!」と大声でつぶやき、家人から「晴れない晴れない。」などと合いの手を入れられていたのである。
 会社帰りもやはり、雨は降っていた。それも相当結構な降りである。車の中でプログラミング・スモーキークオーツを握りつつ、「ちぇっ。」と思っていたのだが…。
 何と、ふと見上げれば、雲の切れ間から煌々とした満月が顔をのぞかせているではないか!!!!!!!!!これは、まさしく中秋の恩寵だ!!!!!!!!!早く見よう!!!!!!!!!満月のエネルギー浴びよう!!!!!!!!!車の窓を、開けよーーーーーーーーーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 ごくごく短い時間であったが、こうして満月のエナジーを浴びることができた(満足)。帰宅したらもうお月様は厚い雲におおわれて、すっかり見えなくなっていたが、見えない月に向かってだんごとススキを供え、心の中で何事かを祈ったのであった。
 ほんと、お月様って、ムーンストーンとそっくり(あるいは、ムーンストーンがお月様にそっくり。)だが、十五夜の夜ムーンストーンって、いかなることになっているのであろうか(想像)。
 私は近頃はムーンストーンとご縁がないので、知る由もないが(って、しまっているのをとりだして眺めればいいのだが、それはしない怠惰な私。)。
 ムーンストーン。やさしく穏やかな「陰の石」であるように感じられるそのたたずまい。波動はきっと、「じわじわ浸透系」であろう。
 そう、ちょうど温かくも冷たい、月の光のような。(しみじみ。)