石好きの上司(注:おじさま。)は存在するか

 昨日は、左手にディープローズクオーツ、右手にダンブリ石を握って眠った、不肖・ロズ子○○才。
 朝になったら、ディープローズもダンビュライトも手の中にはなく、布団の中で行方不明だ!!!!!(自爆。)握った石は概ね離さない、超吝嗇な私であるが、昨夜はなぜか、二つの石を二つながらに放り投げていたらしい。私とローズとダンブリ石は、結果として布団のなかでちゃんぽんになっていたのである。
 それで、私がピンク色に浄化されたかというと、そのへんは微妙で、今朝は若干暗い気持ちで目覚めた。まあ、朝の気分は変動が大きいものさ(←経験則)。今日も(仕方がないから)会社へ出かけましょう。というわけで、昨日どおりの石をカバンに詰め込み家を出た。
 会社では、上司の機嫌をちょっと損ねるという、新たなる困った事態が勃発し(するな。)、来週が激怖い小心者の私である。
 だがそんな私に関係なく、今日も太陽は美しく輝き、我が会社にも明るい日の光が差し込んでいる(うっとり。)。おおお、この太陽光で石を日光浴させたら、もんのすごい光の柱が会社に立つかも!!!!!!!!!(←立ててどうするのだ。)石の浄化とチャージにもなるし!!!!!と思った私は、カバンからフェナカイトとアゼツライトを取り出して、人気のないところで朝の太陽に当てた(←仕事はどうした。)。石たちは、朝の光を受けて、きらきらと輝いている。
 カバンには、他にも、ティアンさんのラベンダーローズとか、ピンクアンダラとかが入っていたのだが、それらを取り出すのはやめておいた。退色すると大変だからである。(←しみじみ吝嗇。)
 人が来ると大変なので、10分ほど日に当てて、急いで石をしまいこんだ。こ、こんなところに上司でも来たら、いったいどうやって言い訳すればいいのであろうか。
 ①何もない振りをする。 ②石を「オブジェ」だと言い張る。 ③そのへんにあるハンカチを上から急いでかけ、「石」だとわからないようにする。
 書くだにアホらしいが、①〜③の対処法しか思いつかない。
 石を集めてる上司なんているのかな。それともやっぱり、いないのかな。
 マイナーで、人にはとうてい理解してもらえない趣味だと思っていた「石道」だが、最近は我が地域のようなド田舎においても、「あたし、パワーストーンが大好きなんです!!!!!」と大声で言う人が現われ始めた。(←注:先週の実体験。)
 「ガチガチの実利派常識人で、地に足がつきすぎている」と私には思える上司のみなさんだが、ひょっとすると誰か一人ぐらいは、こっそり「石貧乏道」を邁進したりしているのかもしれない。(大妄想。)