スプリング・ハズ・カム

 他の休日の朝の例に漏れず、今朝もしっかり眠っていた、不肖・ロズ子○○才。
 もちろん8時まで寝ていた上に、「もっともっと、あと1、2時間は、思いっきり寝るぞ!!!!!」という決意を新たにしていた(怠惰。)のに、我が家のインターホンが「ピンポ〜ン♪♪♪」と鳴った。朝の8時なのに、である。
 ご近所は皆早起きだ。何か用事があるのかもしれない。そうは思ったが、一回目の「ピンポン」は無視して布団に潜っていた。ややあって、もう一度「ピンポ〜ン♪♪♪」と、インタホンの音だ。私はよろけつつ立ち上がり、インタホンの受話器をとって、「はい。」と無愛想な寝ぼけ声を出した。
 すると相手(女。)は、「しんじょん(注:実はよく聞こえなかった。)のボランティアです。」と言うではないか!!!!!「はい?すみません、どちら様ですって?????(「しんじょん」って、何だ?????)」「うちは結構です。」と早速断った(朝からなんだ。)。
 すると相手はインタホン越しに、「あの!玄関から1歩、出てきてもらえませんか!」と、こちらをとがめるように言う。私は「出て来いって、ボランティアだろう!!!!!!任意だろう!!!!!!!!!」と心の中で叫びつつ、相手に「でも、昨日も来ましたよね!」と言った。
 昨日は昼前に、「カトリックのボランティア」なる人が来たのである。私は、「カトリックのボランティア?????何だ、それは?????」と思いつつ、こちらもインターホン越しに「うちはいいです。」と断り、相手も「あ、そうですか。」とおとなしく立ち去ったのであった。
 暦を見れば、今日は復活祭と花祭りが重なっているらしい。これでカトリックの人が戸別訪問していた理由はなんとなくわかったが、「しんじょん」の方はなんなのであろうか。
 「しんじょん」とやりあったあと(「とにかくうちは結構です。」と言って、帰ってもらった。)、ベランダに出てみると、向こうの家から出てくるポニーテールのリュック女がいた。ははあ、あれが謎の「しんじょん」であるな(推測)。
 花祭り復活祭のエナジーは、我が地域には晴天をもたらし、また変な団体をももたらしているようである。あのポニーテールが何を狙っていたか知らないが、きっとつまるところ、さる団体の金儲けであろう(さらに推測)。
 これは「石日記」なので、石のことも少し書くと、このあと私はライトニングレムリアンとメキシコ産エレスチャルを握った。二つの石をしまおうと手に取ったのである。
 で、頭の中が一瞬、ぐるぐるのくらくらになり、また「石酔い」したもようだったのであった。この小さなメキシカンエルは、私の中では「たいしたパワーもない石(失礼。)。」だったのに、そうか、やっぱり、凄かったのか…(しみじみ)。
 おそらく手の中で、ライトニングレムリアと共鳴しあっていたのであろう。春のくらくらといい、「しんじょんボランティア」といい、明るくまぶしい日差しといい。
 ああ。スプリング・ハズ・カムだぜ(自爆)。