品なく派手な石

 昨日は予定通り、ハーキマー・ダイヤモンドを握って眠った。
 手のひらには若干余る石で、DTの先端がちょっと痛い(自爆)。この石のせいか、はたまた昼間の昼寝のせいか知らねども(←おそらく、確実に昼寝のせい。)、熟睡はできず、目は閉じているものの、夜中に意識があった。
 夜は熟睡したいものである。(←昼寝はやめろ!!!!!!!!!【自分に警告。】)
 ところが、明け方になってから大変気持ちよく眠り、眠りながら鮮明な夢を見た。
 さすがはドリーム・クリスタル!!!!!(感心。)で、どんな夢を見たのかというと…。
 これが実に、死んだ父の夢であった(自爆)。
 私は、父が亡くなってからこのかた、ただの1度も父の夢を見たことがない(自爆)。あまりにも見ないので、ことあるごとに親類に、「ねえ〜、パパの夢、見た〜?????」と確認するぐらいである。
 それなのに、今朝方の夢は鮮明であった(しみじみ)。
 病気で棺おけに片足突っ込んでいるパパが、自分の自慢のすねの肉を厚く切り取り、それで「ライフジェム」ならぬ、「トルソー」を作って、私にくれるのである。
 「トルソー」といったって、顔のないあの彫像ではなく、単に切り取ったままのすねの肉が美しい透明な石の板のようなものに変わるだけである。その(パパのすねの肉でできた)石板は、青と黄色と緑でできており、夢見るように美しかった。
 父はそれを私にくれて、「じゃ。」とばかりに消えたのだが(←たぶん。)、目覚めてしばらくは幸せであったし、それが実際にあったことのように思えた。「荒唐無稽なうそ臭い話だわ。」などと、時間がたったあとでは思ったが(←夢のない現実生活まみれによる思考。)。
 夢を見ている間、ハーキマーを大変気分よく、うっとりと握っていたのだが、それを今日の昼間に改めて見たらあーーーーら不思議。昨日まであんなにあったこの石の虹が、ほとんど消えているではないか(驚)。
 「うーーーーーーむ。私の極彩色のパパ夢は、この石の虹をぜーんぶ吸い取って生まれたのであろうか。」などと愚考したが、夜にはちょっと虹はもどってきていた(喜)。
 まあ、虹のあるなしの原因は、結局のところ光線の具合なのかもしれない(しみじみ)。
 さて、不肖・ロズ子○○才、明日は家人の実家にお泊りである(ちぇっ)。
 もおう、行くのがすっごくいやなのだが、仕方あるまい(いや、よく考えてみれば、別に行かなくてもいいのだが)。行くからには何か石を持っていくのだが、ううむ、どんな石がいいかな。
 鬱々とせずに過ごしたいわけだから、一緒に行くのは明るい石がいいのだが。しかし石というものは、みんなどことなく考え深そうで、手放しに明るい石、というのは、なかなか思いつかない(←頭をかきむしりながら考える私)。
 石にはだいたい「品」があるが、明日のお泊りのお供には、「品がなくて明るい石」がいいんだ…(しみじみ)。
 ああ。品なく明るく、派手な石(もちろん、声も大きくて粗野。)。そんな、(イメージの世界における)「大阪のおばちゃん」みたいな石を、いったい私は持っていたかな?????(きぃぃぃぃぃ、思いつかな〜〜〜い!!!!!!!!!【再び頭を掻きむしり。】)