宇宙のスケール

 今日は一言で言うとなかなかよろしい日だった(←注:会社はいつもどおり、ストレスフルな人間関係の場だったので、疲れた)。
 朝から太陽は金色に輝き、私は世界に感謝したものである。エゴのかたまりのこの私を、よくぞ温かくはぐくんでくださいました(しみじみ)。光も空気も水も、食べるものもある。美しい石までもあり、まことにすばらしいこの世界(再びしみじみ)。
 で、そんな今日の太陽にふさわしいと私が思った石は、インドネシアン・アンダラクリスタルのイエローなのであった。
 インドネシアン・アンダラを、私は4つ持っている。グリーン2つとコバルトブルー1つ、そしてこのイエローである。
 これらの石はだいたい同じ時期に私のところに来たのだが、とても美しいグリーンと鮮烈なコバルト・ブルーに比べ、イエローは「いかにも人工ガラス」(←失礼。)な感じだったので、今までやや疎遠であった(←といっても、通勤カバンに常に入っていたが)。だが、今日の太陽にぴったりの色のような気がして、今日は取り出してつくづく眺めた。
 「イエロー」の色調にもいろいろあるが、このイエロー・アンダラは薄いレモンイエローである。つまり、ちょっと緑色がかっているのだ。そして、気泡はごくごく小さいものが霧をふいたように入っている。
 今日はじめて気づいたが、「クリストバライト」のようなものも2箇所ほど入っている。宇宙空間に浮かんで遊泳しているように見えるが、なるほど、インドネシアン・アンダラは宇宙的な石なのだなあ(しみじみ)。
 いろいろと押し流すとか、シフトを後押しするとか、さまざまなことが言われているインドネシアン・アンダラ。「大いなる自然のパワー」という感じを「人工疑惑」のこの石に感じるというのもある意味おもしろいが、そういえば宇宙だって極彩色の画像になってるもんね(しみじみ)。
 今日は、ブラックホールの写真をニュースで見たが、星々をその光ごと吸い込んでいくブラックホール周辺は、大変美しく光っていた。
 なんかなあ。そういう宇宙のスケール、営みに比べれば、あたりまえだけど私なんて、ほんとに取るに足りないわ(5回目のしみじみ)。