ダイヤモンド風呂

 近頃すっかりダイヤモンド原石に夢中の不肖・ロズ子○○才だが、このダイヤモンドという石は「1日の終わりには感謝をこめて浄化してあげてください。」といわれる程度に、何でも吸い込む石なのだそうである(←注:インターネット情報の一端。)。
 プラスもマイナスも吸い込む。浄化には塩水が適している。ということなのだが、実は私のダイヤモンドは母岩付きなのだ(大爆発)。
 「天然」ということなのだが、万が一「接着品」だったら、きっと水や塩は激ヤバイ(大大大爆発)。いや、天然品でも、ダイヤモンドと母岩(←キンバレー岩。)の間の隙間に入った水が膨張して、あわれダイヤが母岩からコロコロリンと転がったなら(大大大大大爆発)。
 なにせ大変小さいので、「それっきり」ということもありえない話ではあるまい(大恐怖)。このダイヤ原石で未来貧乏が確定している私であるのに、肝心のダイヤがなくなったり母岩からはずれたりしたら!!!!!!
 と思うと、怖くてなかなか浄化できないのであった(←吝嗇)。
 しかし、毎夜握って眠っているので、さすがのダイヤも(手の脂のためか)曇っているように見える。おまけに、裏側にシールのあとがあり、これを是非こすって落としたいのである。
 というわけで、ついに昨夜はダイヤを持って、おっかなびっくり風呂に入った(大大大大大大大大大爆発。)。
 風呂には、他の石を買ったときにおまけでいただいた「バスソルト」を投入する。おそらくは天然岩塩の、ピンク塩を丸丸一袋投入である(←ダイヤを浄化するため。)。
 で、しばらくはその塩水でダイヤ表面をなでていたが、風呂から上がるころになってやっと一瞬「ポチャッ」と沈める(大爆発)。2度ほど湯船に沈め、上がりぎわにシャワーで塩分を流し、「母岩からダイヤがはずれやしないか」とおっかなびっくりタオルでおさえて、ダイヤモンド入浴は終了である。
 で、どうなったか。ダイヤモンドはやっぱり、入浴前よりは入浴後に美しく輝き、私をして「やっぱり浄化って必要ね!!!!!!!(←怖いけど。)」と思わしめたのであった。
 ううむ。よく考えてみれば、「ダイヤモンド風呂」ってものすごくゴージャス。
 ダイヤモンドを浄化したというよりは、我と我が身をダイヤモンドエッセンスで満たそうとしたのであろうか。などと、化粧品の宣伝のようなことを考えた、不肖・ロズ子○○才なのであった。(←おバカ。)