蟹汁考

 今日も1日雪(大喜び。でも、程度問題だが。)。朝は氷点下で、道路も車も凍っており、危ないことはなはだしかったが、幸い休日なので、ただ外の景色を呑気に眺めるだけだった、不肖・ロズ子○○才(←気楽。)。
 夕刻にはスリップ事故をしたと思われる車2台とパトカーも止まっており、「明日は我が身(ブルブル。)。気をつけなければ(←でも運転技術はダメダメのダメダメ。)。」と思った私である。そう、明日は会社なのだ。そして、気温はやっぱり氷点下かせいぜい1〜2℃という感じなのだ…。明け方にかけてまた雪も降るかもしれないし、しみじみ気をつけなければ(しみじみしみじみ)。
 さて、そんな今日、私は晩御飯に蟹の味噌汁を作った(大爆発)。
 なんでこんなことを書くかというと、昼にスーパーで購入した蟹が、夜になっても微妙に生きており、「蟹に引導を渡さ」なければならなくなったためである(大大大爆発)。そう、私は、蟹は食べたいが、蟹を自分の手にかけるのは大変いやなのだ(←ものすごくご都合主義。)。
 スーパーで蟹を買うときも、(おかしな話だが)「できるだけよーーーーーーーく死んでるのを。」などという選び方をする。しかし、今日の蟹はみーーーーーんな生きており、選る時間もたいしてなく、しかも結構な生命力で、冷蔵庫のチルドルームの中、夜までご存命だったのである。
 味噌汁用の湯はぐらぐらと沸き立ち、仕方ないのでカニをさばく時は来た。カニにはなりたくないものである(しみじみ。)。
 断末魔のカニさんたちは、甲羅をはがされ、えらをとられても触角をびりりびりりとふるわせて脚をうごかし、そりゃあもう怖いのなんのって(←本当に怖い思いをしているのは、蟹のみなさんのほうだろう!!!!!!!!!蟹にとっての恐怖の死神、不肖・ロズ子○○才である!!!!!!!!!)。
 「ああ、この瞬間に、蟹さんたちの魂よいずこへ(蟹にはなりたくないなあ。)。」などと思いつつ、葱も剥きながら、「でも根深だって生きているんだよな…。野菜果物は生きたまま切り刻んで食べても平気な私(←残酷。)。いやいや、動物とはそういうものであって、弱肉強食が、ヒエラルキーが、食物連鎖がああああああ〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!」としょうもない連想をどこまでも広げる、不肖・ロズ子○○才。
 …ま、スーパーのパック入りの肉の主の魂の行方については特に思いを馳せることもなく、平気で食べているわけだから、何をかいわんやだが、自分(反省。)。
 ゆでれば蟹もただの食材。その後味噌を投入し、晩御飯としておいしく頂いたのであった(大大大爆発。)。
 ううううう。業深き人間・不肖・ロズ子○○才。ご飯のときは真剣に「いただきます!!!!!!」だぜ!!!!!!!!!他の生き物に生かされているなああ(しみじみ再認識。)。
 蟹にも葱にも、きっと意識はあるだろうが、石にもやっぱり意識があるのであろうか。
 石は食べられないから、その点はよかったな(しみじみ)。でも考えてみれば、(外見からの判断として)石の声を聞くよりは、動植物の声や意識を聞くほうがずっと簡単なのかも(←今しがたの思いつき。)。