ギベオン鉄質隕石

 家人の「老後の備え攻撃」にも屈せず(←屈しろ!!!!!)、やっぱりギベオンを購入してしまった、不肖・ロズ子○○才。
 件のギベオンはゆっくりと私のもとへ向かっているもようであったが、6月1日にそれは届いた(喜)。厚さが1.5ミリほどの、薄い薄い板状の磨き(エッチング処理済み)である。
 今までギベオンは各所で目にした(←注:ネット上。)し、主に男性が興味を惹かれる隕石なのだと思っていた(←いや、女性でギベオン好きの方ももちろんいらっしゃるでしょうが)。「ギベオン腕時計」とか「ギベオンナイフ(爆←注:私見。)」とか、「道具」色の濃そうな隕石でもあった。
 このたび私が惹かれたのは、もんのすごく美しいギベオンの磨きを目にしたことがきっかけであるが、それはすでにSOLD OUTだったので、ネットでいろいろ探して、「ピンときたもの」を購入した。「ピンときた」要因は、画面で見る輝きとかその程度のことである(大大大爆発)。
 で、ちょっと楽しみに待っていたギベオンであったが、「今日は郵便受けに入っているだろうから、家に帰る前に寄り道して済ませたい用事もあるけど、それはあとまわしにしてでもまずはお出迎えしなければ!!!!!!」という衝動にかられ、夕日を浴びながら家まで車を走らせた。家に帰る前に用事を済ませるほうが効率がいいにきまっているから、ギベオンにコントロールされたとしか言いようがない(←ただの勘。)。
 果たしてギベオンさまは郵便受けにおさまっており、私はバリバリと包みをあけて、ギベオンさまと対面した。
 画像で見たほどの輝きはなく、ごく一般的なギベオンの感じである(ちょっとがっかり)。ウィドマンシュテッテン構造も一般的な感じで浮き出ており、私は感慨深く眺めた。
 「…これが話に聞くウィドマンシュテッテン構造なのか…。それにしても、変な構造名。」と。(←失礼。きっと人の名前なのであろう【←そうかなあ。】。)
 ギベオンの箱に入っていた説明書きによると、ギベオンは鉄とニッケルの合金で、火星と木星の間の軌道からナミビアのギべオン砂漠に落ちてきたのだそうである。火星と木星の間(しみじみ)。近いのか、遠いのか…(←とかいって、人間が火星に行くのはもんのすごく大変だが。)。
 もともとふらふらで帰宅した、というのはあるが、ギベオンをポケットに入れるとさらにふらふらし、目が回るような感じになった。これはギベオンのせいなのか、それとも私自身がエネルギー切れでクラクラしているのか。(←きっとたぶん後者。)
 早速握って寝たが、特にすごい夢を見るとかはなかったけれど(←注:いつも常にない。)、気持ちの良いエネルギーが入ってくる感じがして、よーーーーーーーーーく眠れたのであった。
 体に乗せるより、手で握るほうがしっくりきたようだ(←注:今のところ。)。
 ロジウムメッキがしてあるかどうかわからないので、手の汗でさびるのが心配かも(しみじみしみじみ。油でも塗っとこう。)。