人工!!シトリン

 8日はコタツにはまりながら石を握りながら、ホリミネラロジー堀秀道先生のご著書『堀秀道の水晶の本』を読んでいた。
 「今更水晶だけの本?????」(←失礼すぎ。ぽーんと出てきた脳内私的感想なので、見逃してください〜〜〜!!!!!)と思っていたのだが、書店で実際に手にとってみると、中身の文字の配置は下に寄りすぎて変だと思うけど(←なぜにこういう変わった配置?????、内容は興味を惹くものや知らないことが満載で、やっぱり買ってしまったのであった(しみじみ)。
 書店で「買う」と決めた要因は、口絵写真にあったウラルのシトリンと、「水晶パワー」についての筆者の記述であった。
 ウラルのシトリン。緑色を帯びたさわやかなレモン色で、「お茶色」などと表現され、私も(ウラルのかどうかはわからないが)この色のシトリンをいくつか持っている。まさに「シトリン」という色合いの、酸っぱそう&さわやかそうな水晶なのだが…
 これがやっぱり人工発色、ということなのであった(大大大大大爆発)。
 人工のシトリンといえば、アメジストを焼いた飴色のものばかりだと思っていたが、さにあらず。放射線処理だということである。
 そういえば、放射線処理の成されているオーロベルディもグリーンゴールド(しみじみ)。そうか、そうだったのか…(しみじみしみじみ)。
 口絵に載っていたのは、堀先生がウラルを旅行された際に、「自分で採掘した」と言った人から手に入れられたものだという。それがのちに、合成鉱物の大家バリツキー教授から「人工」と指摘され、がっかりされたのだそうだ。
 天然のシトリンの産地として知られているのは、今のところ南米(アメトリンのボリビアも南米かな?????【←地理に激弱い私。】)で、色も鉄分由来の茶と赤みがかかったオレンジであるようだ。、「シトリン」というよりも、どちらかというと「オレンジリバー産の鉄分コーティング水晶」に似ているなあ、と思う私なのであった。
 水晶パワーについては、堀先生は「ある」とおっしゃっている。ただしそれは、その水晶の背景に、個々人にとって大切な思い出の物語があるもののようだ(←ここまだよく読んでいないので、違ったらまた後日の日記で記載します。)。
 水晶や産地の名称、でき方についても新鮮。私は今まで、ネットの記述をそのまま受け入れてきたのだが…
 「ダルネゴルスク」と思っていた産地は「ダリネゴルスク」、「レピドクロサイト」と思っていた内包物は、「レピドクロカイト」と書いてある。
 また、私が「グロースインターフェレンス水晶」と認識しているロシアのギザギザ水晶は、鉱物マニアの方々の間では「地震水晶」というニックネームで呼ばれており、生成も「カルサイトが抜け落ちたためギザギザになっている」というのは一説に過ぎず、地震が原因、という説もある上に、結局のところ、原因はまだはっきりしていないのだそうだ。
 うう〜〜〜〜〜ん。新鮮だなああああああ〜〜〜〜〜。(しみじみ。産地や名称についてはたぶん、後者のほうが、実際の発音に近いのであろう【と推測。】。それに、私がいかにネット上の情報をそのまま鵜呑みにしてきたか、も、またしても再認識。)
 ミネラル・フェアでパワーストーンに群がる人(←行ってれば私も絶対に群がって、心の中で騒いでいる。)の記述などもあって興味深い。今日はこれからこのあたりをよく読んでみようと思うのであった。
 そんな今日は実は既に9日(大大大大大爆発)。8日夜は例によって、石を握り本を読んでいるうちに、眠ってしまったのであった(爆)。