真に自分を愛することを知る

 [←『白い花と鳥たちの祈り』河原千恵子著、集英社。第二十二回すばる文学新人賞受賞作品、だそうだ。 
 今日は大変寒く、午前中はものすごく水っぽい雪も舞っていた(爆)。不肖・ロズ子○○才は、「仕事上の環境変化不安(←注:私の立場仕事内容は何も変化していないが、私をとりまく上司同僚の配置が変化。)」にさいなまれ、午前中はドキドキしたり落ち込んだりしていた。
 首にはブルーのカーサクリスタル・ロザリオをかけている。このロザリオは、「染め」の色かもしれない、ということだが、聖母マリアのブルーのように見えて、私はとても気に入っている。
 地色が若干灰色がかっているのも渋くていいぜ(大大大大大爆発)。
 昨日偶然見つけた、『白い花と鳥たちの祈り』(集英社)も時折めくる。…この小説には、自分を愛せない(自己不信感をぬぐえない)人たちが出てくるのだが、それを周囲の優しい人たちやパワーストーン(!)、セラピストが癒し、自分を愛する気持ちを取り戻していくというストーリー(←注:私見。)で、「ローズクォーツ」が要の石となっている。
 今日の日記のタイトルの「真に自分を愛することを知る」とは、この小説中でセラピストが語る、ローズクォーツの意味だ(しみじみ)。…よく言われる「ローズクォーツという石の意味」ではあるが、精緻に構築された小説中でこれを読むと、説得力があるなあ(しみじみしみじみ)。
 しかしこの静かな、だが登場人物の内面の葛藤ありありのこの小説を読んでいると、私は次第に落ち込んでいくのであった。
 自分の仕事上の環境変化が不安で不安で(大大大大大爆発。本当に小心者。)
 落ち込みもピークに達し、またしても叫びだしたいような気持ちになったので、急いでこの本を閉じる。別に本のせいではないが、私の感情が、この本を読むと伸長していくんだよなあ(←感想。)。
 そして午後の会議である。大変緊張して臨んだが、私の心配は結局杞憂で、新しい上司も充分いい具合に仕事の配置と段取りをしてくださった。おかげで私の不安は一気に解消し、温かく晴れ晴れとした気分が広がっていったのである。
 ありがとうございます、新上司と『ひめみくじ』さま!!!!!と、私は心の中で感謝の気持ちを叫んだのであった。
 届いているといいな。口には出していないけど。(←『ひめみくじ』には声を出して「ありがとうございます!!!!!」を言った。私は今日も不安にさいなまれて、1みくじ開封した【大大大大大爆発】のである。)
 私は、もっと新上司を信頼していればよかったのだ(しみじみ。)。この上司が公平・有能・親切な人だとわかってはいたが、それでもあまりに今の時期は多忙すぎるので(←注:新上司が。)、物事が私にとって悪い具合に転ぶと思ってしまったのである。 
 すっかり開放されて周囲を見回してみれば、会社の空気もどうやら変化しつつあるようなのであった。
 なんと、建設的な言動に向かう人が多くなっている(驚)。これはもしかして時代の流れ??????
 と、(気持ちの上で)ポカンと口を開けて、ことの推移を見守る私なのであった(しみじみしみじみしみじみしみじみ)。