大切なことは

 10年に1回(!)ぐらい、夢うつつの時に(はっきり起きているときにはわからなかった)その頃の頭を支配している問題の答えやらヒントやらが浮かぶことがある、不肖・ロズ子○○才。
 今朝がまさにそのときだったらしく、眠っているのに妙にクリアーな我が脳内で、私がこのごろそれにとらわれていることについての二つのキーワードがふいに浮かび、突然、結びついた(大大大大大爆発)。
 軽い驚きと寂しさと、そして悲しさとを抱えて目覚める(若干涙目。)。だが現実は「支度して会社へ行かなければ!!!!!」なので、涙目を振り切って支度し、外へ出た私である。
 すると外には強めの風が吹き、朝の太陽がまぶしい光をそこらじゅうに注いでいる。「ああ。」と思い、風と太陽に浄化されたような気分になって、車をスタートさせた。
 今日はカーサ・ロザリオも忘れずに首にかけ、午後の会議用資料作りと、昨日の「おじいさま対応」やりなおし仕事に邁進する。おじいさまの不興を買い、予算も削られた私を、今朝の社長は気の毒そうなすまなさそうな目で見ていたが、そんな社長の表情を見て私は思った。
 「だーーーーーーいじょうぶですよ、社長〜〜〜〜〜。私は、社長や身近な上司の不興を買うのは激怖い(←小心者&保身。)ですが、相手は普段全然接点のないおじいさま、もおう遠すぎて全然『カンケイないわ。』という感じで、全く問題ありません〜〜〜。」と(大大大大大爆発)。
 そしてこのやり直し仕事もどうにかなり、おじいさまも(表面上は)ご機嫌うるわしく(←本音のところではどうかわからない。なにせ彼は婉曲表現の人である上に、人当たりがいいのである。)、その後午後の会議に突入したのであった。
 上司から「例年通りの資料を出せ。」というプレッシャーをかけられていたので、(誰も待っていないであろう)資料を作って提示する。この突貫工事的ダメ資料はなんとか会議をクリアーし、緊迫する場面もあったがとにかく会議も終わり、私はほっと一息ついたのであった。
 そう。以前の私だったら、仕事の結果や人からの評価に大変執着したであろうが、今はけっこうそれらを「どうでもいいや。」と思うようになっているのであった。
 仕事は生活の糧を得るための営みに過ぎない(←ま、それでも同僚との競争に目を奪われてしまうこともあるが。)。
 本当に大切なことや、やるべきことって何。と、また難しい問いを宇宙に投げておき、今日も石を握って眠るのであった。(しみじみ。)