愛する順番

 今日はハロウィン(大爆発)。不肖・ロズ子○○才は、ハロウィンだからといって特に何をするでもなく、グリーン・カヤナイトを握りながら本を読んだりしてまったりと過ごした。
 我が地域は結構な雨模様で、大粒の雨が時折勢いよく降りしきる(しみじみ)。「雨のハロウィン、か…。」と、だから何だということもないことを、何となく思う私である。
 グリーン・カヤナイトは「イノセントな感じ」だと思っていたが、今日はまた変わった様子を見せ、昨日より緑色が濃く、物も考えているように見えた(大大大大大爆発)。ごめんね考えなしの私と一緒にして。という感じである。
 「石の色が変わる」とか「水晶のファセットにレコードが浮き出てきた」とか「インクルージョンが変化した」などという話は以前はよく聞いたものだが(そして近頃はとんと聞かないが)、私にはそのような体験はない。だから、カヤナイトの色が昨日より濃くみえるというのは、これはかなりの異常事態なのであった。
 もちろん見ているものは私の内部の反映であり、「そのように感じられる」ということに過ぎないのかもしれないが(自爆)。
 今日は村上春樹の『1Q84』の2巻を読んでいた(爆)。この本、買ってから軽く1年半は経過しており、そのときは、私は現在よりもさらにずっと能天気だったのだが(しみじみと回想)。
 本を読むスピードが遅い上に中断しながらだから、今やっと2巻(自爆)。しかし今日はこの2巻に目を引くことが書いてあったので、覚書として引用してみるのであった。
 「なぜ自分自身を愛することができないのか?それは他者を愛することができないからです。人は誰かを愛することによって、そして誰かから愛されることによって、それらの行為を通して自分自身を愛する方法を知るのです。」(村上春樹1Q84 BOOK2〈7月−9月〉』新潮社、p178)
 いやーーーーー、「人を愛するためにはまず自分を愛することから」だと思い込んでいたので(@順番。)、このフレーズは私にとっては大変新しかった。
 これがハルキの考え方なのね(しみじみしみじみしみじみしみじみ)。そして私よりはハルキのほうが、全般的にずっとものがわかっていそうだし、「自分で考える」ということもしていそうなのであった。(←ここに書くまでもなく、あたりまえ。)
 そもそも、自分のことを一番好きなのは他の誰でもない自分だろうと思っていた。だが、「自分のことが嫌い」と意識している人も、世の中にはきっとたくさんいるに違いない、のではあった。(←考察。)