石と山登り

 今日は土曜日。不肖・ロズ子○○才は、いつもだったら午前中はまったりとして午後は習い事に行っているところだが、今日は残念なことに、習い事がお休み、であった。
 「つまんないなあ(大大大大大爆発)」と思いつつ、まあでも今日は休憩だ、と決めていたのに、なぜか成り行きで山に登ることになった(大大大大大爆発)。我が地域の、そこそこ標高のある山に、である。
 不肖・ロズ子○○才、もう○○才なので、「登山はただ脚を痛めることになるだけなのではないか」と懸念した〈←吝嗇。)。足も膝も大事なのにさ。せいぜい気をつけて、のろのろと登ろう。と思ったものである。
 さて、登山という稀有な〈稀有すぎる)機会を得たので、せっかくだから石とともに登ることにする。選んだのはチベット・アンデシンとスペサルタイト・ガーネット、前者は「標高の高い山から出た石だから山が好きだろうと思って」、後者は「山に登る私の体力サポートを祈願して」という理由でのチョイスである。
 いざ登り始めると、すぐさま音を上げ休憩する私〈←脆弱)。…どうせ「いつまでに登らなきゃならない」という制限や目標があるわけじゃなし、「山を歩くこと」そのものが目的みたいなものだから、思い切り休憩をとりつつ登るんだ〈@心の声。)。
 なのであった(大大大大大爆発)。
 「山」なので、上に上がる一歩でものすごく足と身体を上げなければならず、私は大変閉口した。だが、山の空気とお天気と眺めは素晴らしく、登山客は多かったがどうせみんな自分に一生懸命でこちらなど全然見ていないので、片手にガーネット、片手にアンデシンを載せて、山の空気と太陽に当てながら歩いた。
 頂上でも石を太陽に当てることが出来て、大変素晴らしかった(しみじみ)。石のみなさんは〈私をサポートもしただろうけど)太陽で相当チャージしたであろう。
 頂上まで2時間40分、下山まで1時間半。合計4時間以上を「登山と下山」に費やし、現在私の足は膝とふくらはぎのあたりが熱を持って痛だるい状態なのであった。
 ちょっとでも回復させようと風呂で脚を揉む(しみじみ)。アキレス腱から膝の裏、脚の付け根に向けてリンパを流し、マッサージを施してみるが、ふくらはぎは押さえると痛いし、何だかもうひとつ回復しないのであった。(しみじみしみじみしみじみしみじみ。)
 風呂には(日焼け止めを塗りたくった手で握っていたのでベタベタになった〉アンデシンとガーネットも入れ、ベタベタをとるとともにゆっくりお休みしてもらう。今日の疲れをとってねーーーーーっ!!!!!と、石に向かって心の中で話しかける私である。
 風呂には〈マッサージにいいかと思って)サンダルウッド精油を投入、だ。「…今日も香りが立たないなーーーーー。」と思いつつふと精油の出口を見れば、オイルの粘性が高いのか、力いっぱい瓶を振っても1滴も風呂に落ちていなかったのであった〈大大大大大爆発)。
 「全然入ってないじゃん。」と思い、さらに角度を工夫して瓶を強く振ると、やっと出てくる精油の1滴。「香りが立たない」なんてとんでもない、精油を4滴振り入れたら、濃厚な〈濃厚すぎる)サンダルウッドの香りが立ち昇りまくったのであった〈大大大大大爆発)。
 …これだけ香りが立てば、あるかもしれない、いろんな作用(←注:いろいろと想像。)。
 アンデシンとガーネットは(洗ったので)大変きれいになったが、今日はこの2石はお疲れだろうから、握って眠るのはカヤナイトとタンザナイトにするのであった。(←お昼にお休みだった石たちの出番。)