震度6強

昨夜(といっても、日付は今日。)は近頃の私にしては珍しく、午前1時まで起きていた。「石日記」を書いたあと、何とはなしにネットサーフィンしていて目が冴えたところに、NHK地震原発ニュースが緊迫感を増して、それを見てしまったのである。
 東京電力原子力保安院の会見は相変わらず要領を得ず、周辺の数字や資料確認で時間を稼ぎ、何かから逃避しているような印象だ(しみじみ)。彼らの話す日本語はわかりにくすぎる。表情も「千と千尋」における千尋のご両親のようだぞ(←ほんとすみません、私的印象です。)
 もしやただの理系オタクなのでは…(←すみません画面を見ての私的偏見的感想です。)
 それに比べてNHKの水野解説員の話はわかりやすい(しみじみしみじみ)。はっきりしゃっきりわかりやすく解説してくださって、本当にありがとう!!!!!(←石日記からお礼と感謝。)
 「午前1時になっちゃったなあ…。睡眠不足で明日は大変だ。」と思いながら布団に入ったが、神経が高ぶっているのか、あまり眠れない。ピンク・トルマリンのシラーを眺め、わずかの光で輝くチューブ・インクルージョンを見ながらこの石を握り、枕の下にはスギライトが入っていたのだが。
 結局浅い睡眠のまま朝を迎え、朝も早くに目覚めてしまった。
 そして通勤の車中で雲間から半分だけ覗くオレンジ色の太陽を見上げ、空を渡る鳥の群れを見ながら、「今日1日」の兆候を読み取ろうとしたのだが…
 もちろん何も読み取れなかったのであった。(←そういう能力てんでなし。)
 会社では社長が朝礼で「義援金を募ろうと思います。」と発表する。すぐに脳内で義援金の額が浮かび、「…そうか…。個々人が寄付すれば、日本には1億も人口がいるわけだから、被災者43万人といえど、けっこういい援助になるかも…。少なくともお金のなさそうな政府に期待するよりは力になるのかも。」と思ったのであった。
 そして援助は長期にわたって行うことが必要だと思う。「喉元過ぎて熱さ忘れる」ではいけないのだ、特に今回の場合、津波のために、文字通り「何一つない」ところからスタートするのだから。
 その後は原発のあれこれのニュースを見て、本当に気が滅入った。
 「自分が落ち込んでも何の役にも立たない」とは思っても、どうしても気が沈む。がっくりと落ち込みつつダイヤモンド原石とピンクトルマリンを取り出して石を握って昼食を食べ、食べながら悶々とする。
 放射線の値が400ミリシーベルトだなんて…。とりあえず今日は何をすればいいのだろう。(←自問。)
 午後からは来年度に向けた会議があり、「明日のこともどうなるかわからないのに、来年度の計画だなんて。」と思いつつ会議に出る。しかし日常のあれこれは心配事を忘れさせるもので、会議に出てだんだんと浮上してくる私である(←単純。)。
 今日感心したのは、ドイツやスイスやアメリカが、今回の日本の原発の様子を受けて、原子力発電の期間延長を一時停止したり、見直したりしたことだ。
 すぐに学ぶなあ諸外国<。そして学ぶだけではなく、すぐに実践するんだ(←ご立派。)。
 などと書いていたら、たった今緊急地震速報がテレビで流れ、静岡県震度6強だという。マグニチュード6.0だって。
 大丈夫か、日本?????(←さあ。【もはや感情が停止。】)