パニックだってさ

 今日はみどりの日。不肖・ロズ子○○才は、ピンク・トルマリンを握ったためか昨日のくよくよからすっかり解放されて眠りこけていたが、目覚めたとたんに昨日の「まずい状況」がよみがえり、自分の未来を憂う「くよくよ」も復活したので、何とも言えない気分で1日をスタートさせた。
 あああいやだわ(←注:自分が。)(くよくよ)。もおう、これの対応をなんとしょう………(←何の対策も浮かばない私。)
 などと思いつつ朝ごはんを食べ、外に出た。朝の太陽と空がとても美しかったので、「みどりの日」ではあるし、つい柄にもなく「草取り」などをしてしまう(自爆)。もちろん、腰が痛くなりかかるとすぐにやめるので、継続時間はせいぜい20〜30分間である。
 「…全然見えないが、この土壌に放射性物質が降り注ぎ、ホコリを吸い込むと内部被曝の原因になって、まずいんだよな…。」と考える(しみじみ)。実際問題としては、私は○○才なので、もうかなり放射性物質の感受性は低い(←注:比較的。それでも、20年後に放射性物質が原因の癌が発症する確率が相当上がっているかと思うと【←しかもその因果関係が現代では立証できにくいと思うと】、癌という病気の想像を絶するであろう苦しさと絶望を想像して、「よくもこんな目に合わせてえ。」と原子力発電を推進した国のシステムを恨めしく思う。)はずだが、子どもとか赤ちゃんとかについては、もおう気の毒だとしか言いようがない。
 のであった。(しみじみ。)
 ごめんね大人の身勝手による負の遺産で苦しい目に合わせて。という感じである。そんなことを思いながら、雑草を抜き、薔薇の根元を若干掘り返し、肥料を漉きこみレバノン杉の種を植えた。
 などと書くと「庭仕事にマメな人」ででもあるかのようだが、実際の私はこんなことは普段まず絶対にやらないのであった。(←だから今朝のこの行動は私としては異例中の異例。こういうことをたとい20分でも「やりたい」と思うようになった私は、きっとやっぱり○○才【しくしく。】)
 午後からは、花のように美しく華やかなピンク・トルマリンをカバンに入れ、バラ園を見学に行く。バラはもちろん「これから」だったが、青空と海と風景とが大変に美しかったのであった。
 我が地域の放射線量は、近頃アップダウンを繰り返しながら高くなっていく傾向で、私は放射性物質拡散予測システム「SPEEDI」のことを思った。
 お高いシステムであるにもかかわらず、原発事故以降公開された資料が2枚だけだったということで、政府当局の「隠す」姿勢を期せずして如実にあぶりだしているシステムだが、近頃ではようやく拡散予測が連日公開されている。「そうだ、SPEEDI放射性物質拡散予測でも見ようかな。」と思って検索したところ、次のようなニュースがヒットした。
 『福島第1原発の事故で放出された放射性物質の拡散予測を公表することを控えるよう、日本気象学会の新野宏理事長(東京大教授)が学会員向けに要請、これに対する反発が学会内に広がっている。
 理事長は3月18日付で、学会のホームページで学会関係者が不確実性のある情報を出すことは「いたずらに国の防災対策に関する情報を混乱させることになりかねない」と指摘。「防災対策の基本は信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」と、放射性物質の拡散予測結果などの公表を控えるよう求めた。
 新野理事長は要請の意図について「予測が公表されると、一般の人がパニックになる恐れがあった」と話す。』
 パニックだってさ(大大大大大爆発)。新野さんたら、一般の人をバカにしないでね。
 と、私は思ったのであった。(爆)